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2023.11.21
2022.10.07
新型コロナウイルスの影響が出始めてから2年以上が経過し、消費者の意識も変化しています。以前であれば、感染対策を徹底していた消費者も多く、おこもりステイを意識した宿泊プランが売れていましたが、マーケットの需要や売れ筋ランキングなどを調査しても、以前ほどの勢いはなくなっている傾向です。
日々のトレンドに対応するには、マーケティングの専門知識が必要となりますが、実際にどんな施策を取ったらいいかお悩みの施設様も多いかと思います。
以前は売れていたのに今は売れていない宿泊プランがあり、稼働率を上げる施策を知りたいホテル・旅館のマーケティング担当者様はぜひご覧ください!
おこもりステイは、新型コロナウイルスの影響が出始めたころに、外出自粛などのストレス解消のために、さまざまなホテル・旅館が打ち出し始めた宿泊プランです。
通常のチェックイン・チェックアウト時間よりも長く滞在ができるようなおこもりプランや、部屋食が楽しめるインルームダイニングが付いたプランは、感染対策ができるため需要がありました。
おこもりステイが人気だった理由は、感染症を気にしてのことはもちろん、政府からの自粛要請で観光地や飲食店が営業していなかったり、時短営業をしていたからです。
普段であれば、ホテルにずっといるのはもったいないと感じるユーザーもいるなか、”ホテル内で楽しむ”という、今までになかった新しい機会を宿泊施設が提供できたことで、相乗効果となりました。
しかし、おこもりステイはもう目新しいものではなくなり、今まで販売していた宿泊プランとあまり差がなくなってしまいました。
また、ホテル・旅館内の施設が充実していればおもりステイの需要はかなり高いですが、レストランやジムしかない宿泊施設では、長時間ホテルにこもってもやることがなくなってしまい、逆効果となってしまう可能性があります。
では、一体どうしたらホテル・旅館はこの状況に対応できるのでしょうか。
おこもりステイはもう目新しいものではなくなったと先程申しましたが、決して需要がなくなった訳ではありません。
コロナ禍以前からおこもりステイを提案している施設はたくさんあり、”コロナ禍がきっかけとなって”おこもりステイが人気になっただけで、需要がなくなった訳ではありません。
「ステイケーション」という造語ができるほど、ホテルでのおこもりステイは注目されており、施設が持っているコンテンツや部屋での過ごし方を魅力的に伝えることで、おこもりプランを継続的に売ることができます。
競合施設がどんなおこもりステイプランを販売しているのか調査し、競合が24時間滞在のプランなら自社では30時間滞在できるようにしてみよう、と付加価値を付けても限界があり、ユーザーにとって魅力かどうかはまた別の問題です。
そこで、SNSや公式サイト、ブログなどを通して発信するコンテンツマーケティングが重要になります。ホテル・旅館に泊まることで、実際にどんなおこもりステイが体験できるのかを発信し、施設の魅力を伝えます。
たとえば、ワーケーションやホテル女子会、ホテル映画会、スパで贅沢旅など、施設のターゲットに合った過ごし方を提案できれば、ユーザーの宿泊してみたいという気持ちを引き出すことができ、宿泊予約の獲得へつなげることができます。
海外OTAからのインバウンド予約が回復してきた今、日本人が好む滞在スタイルだけではなく、海外から長期で旅行をしに来ている人の需要や対策も考える必要があります。
特別な特典を付けなくても急に予約が入ってくるようになると、オペレーションも忙しくなり、おこもりステイのために用意していたアーリーチェックインやレイトチェックアウト付きのプランの準備に時間がかかってしまいます。
日頃から最新のトレンドを読み、マーケティング体制を整えていれば、急な需要の変化にも対応できる様になります。今回紹介したコンテンツマーケティングも大事な施策の一つで、力を入れることで予約へと繋げることができます。
詳しくは、記事制作のコツやコンテンツマーケティング戦略について解説している記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
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