2023.11.21
2021.09.14
ここ数年で若年層のシェア率を伸ばしているInstagramは、ニーズやトレンドによって大きく購買行動が変わるため、常に動向をチェックする必要があります。
新型コロナウイルスの影響から消費行動は大きく変化しており、より熱量の高いユーザーへ効率的にマーケティングを行う必要性が高まっています。
本記事では、最新のインスタユーザーの購買行動の変化をもとに、ホテル・旅館で活用できるコミュニティマーケティングについて紹介しています。
通称「インスタ」として幅広い世代で利用されているInstagramでは、たびたび消費者の購買行動が変わっています。
写真や動画をメインとして投稿できることから、「インスタ映え」を重視した”モノ”の消費が爆発的に人気になりましたが、過剰に”見た目”だけを意識したことにより消費者が疲れ、アクティビティのような”体験”や旅行などの”経験”を求める消費者が増えました。
ですが、新型コロナウイルスにより行動が制限されたために体験や経験ができなくなり、その場所でその時間にいないと楽しめない特別な体験が求められるようになりました。コロナ禍では、少しでも消費者に特別な体験をしてもらおうと、オンラインでのイベントやライブ配信が盛んに行われています。
Instagram上でもライブ配信で消費者とつながることができ、その場で商品に関する質問に回答してもらえるためとても人気で、引き続きInstagramが与える購買行動への影響は大きい傾向です。
Instagramの購買行動の変化とともに、オフラインで気軽に人と繋がることが難しくなった現在では、好きなものや趣味など、共通の話題で繋がれる「コミュニティ」が重要視されるようになりました。
Instagramにストーリーズが搭載されてから気軽に投稿ができるようになっただけでなく、アンケート機能やイベントスタンプ、クイズ、ミュージック機能など、ユーザー同士のコミュニケーションを活性化させる機能が増え続けていることも、フォロワー至上主義からコミュニティ至上主義へシフトする要因となっています。
また、以前から活用されているハッシュタグは、投稿数が多く埋もれてしまう可能性が高くなったため、特定のコミュニティ名のハッシュタグやオリジナルで作成したハッシュタグなど、現在は狭いコミュニティに特化したハッシュタグで興味関心の合うユーザーと繋がろうとする傾向があります。
関連記事：企業のSNS運用において欠かせない（#ハッシュタグ）を有効に活用する方法とは？
コミュニティ至上主義のユーザーは、「数よりも質を重視」するので熱量が高いユーザーが多いです。
幅広いユーザーに対して個々にアプローチするよりも、興味関心の合うコミュニティに対してアプローチすることで、ホテル・旅館に興味を持ってもらえます。このように、個よりコミュニティに対してマーケティングすることを「コミュニティマーケティング」といい、興味関心に合わせたターゲットに絞れるので、高い効果が期待できます。
また、ホテル・旅館でオリジナルのハッシュタグを作成したりしてコミュニティを形成すると、熱量の高いファンを生み出すことができ、効率的にマーケティングを行えるようになります。
コミュニティ至上主義になったInstagramでは、ホテル・旅館の紹介をするアカウントもとても人気で、自分たちのホテル・旅館を推してくれている人だけではなく、興味関心の合うコミュニティにもアプローチすることで集客が見込めます。
Instagramでは、他のSNSと比べても自分の興味関心にあったコンテンツだけが表示されるようになっており、消費者の購買行動はInstagramの機能や社会情勢により日々変化しています。
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