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ホテルマーケティング 成功事例の紹介

2023.11.21

2020.06.27

コロナ渦中の宿泊業界で起きたコト。今後の集客戦略は3つのターゲットが狙い目

「これから予約は増えていくのだろうか….。」「今後どうやって集客力を改善するべきか…。」などのご相談をよく頂きます。新型コロナウイルスの感染拡大によって、旅行者が減少し、宿泊需要は低下。ほとんどのホテル・旅館の行き先は不安が募る一方です。

GoToトラベルキャンペーンのおかげで、単月の稼働率は回復している施設も見受けられますが、宿泊業界における2021年以降の動向を予測することが困難です。そこで今回は、コロナ渦中での集客戦略について紹介していきます。今の状態から抜け出すための方法を取り上げているので、ぜひご覧ください。

今の状態を改善するには「集客のリスク分散」が重要

日本国内では、2020年の1月下旬あたりから新型コロナウイルスの感染拡大により、自粛要請や緊急事態宣言の影響により、外国人旅行客の数は90%以上減りました。

インバウンド集客の回復はしばらく見通しはつかず、日本人旅行客を主体としたターゲットに切り替えた集客戦略がポイントです。

今回の件で倒産や廃業してしまった宿泊施設は、インバウンド集客を中心としていたことが共通しています。つまりこれからは、集客のリスク分散をするために”日本人旅行客と外国人旅行客の集客比率”について戦略的に考えなければなりません。

リスク分散を意識した集客戦略がカギとなる

続いて、「集客のリスク分散」を具体的に考えます。インバウンド需要は回復する見込みが立っていないので、今の期間に認知度を上げる情報発信などは重要ですが、今すぐ顧客になってくれるわけではないので、インバウンドに多くのコストを割くのは賢明ではありません。

今狙える層は日本人旅行客に限られています。インバウンド需要が回復するまでに、日本人による認知度の向上や、実際に利用してもらうキャンペーンなど、さまざまなマーケティング施策を打ち出すことが重要です。

インバウンド回復に向けてのマーケティングについては、インバウンド回復の兆し…!今後を見据えたホテルマーケティング構築方法の記事をご覧ください!

続いて、より多くの日本人旅行客を獲得するためのターゲティングについてご紹介していきます。

今後の集客戦略は3つのターゲットが狙い目

日本人旅行客を中心に宿泊予約を増やすためには、「ローカル・隣接県・全国」の3つのターゲット層に分けることで、ニーズ(需要)を細分化できます。

たとえば、”宿泊施設と同地域に住んでいるローカル客”と”2泊3日でしか来れない旅行客”で比べたときの需要はザックリですが予想できますよね。

いまや「宿泊施設=旅行」というのは固定概念と言ってもいいくらいです。最近ではコロナの影響によって在宅ワークが増えたことから、”テレワークキャンペーン”や”ワーケーションプラン”を打ち出すホテル・旅館が増えました。このように、宿泊以外の売り出しポイントをつくることで、旅行以外の目的でもホテル・旅館を利用してもらえる機会を増やすことができます。

関連記事:ワーケーションプランの需要は伸びる?ホテル・旅館が販売すべき理由を解説!

【番外編】1日の稼働率を底上げするために

観光庁による2019年の旅行・観光消費動向調査は以下となりました。

1.日本人国内旅行消費額は、21兆9,114億円(前年比7.0%増)

2.宿泊旅行は17兆1,493億円(前年比8.5%増)

3.日帰り旅行は4兆7,620億円(前年比1.8%増)

旅行形態は、大きく分けて「日帰り旅行」と「宿泊旅行」の2つです。ホテル・旅館で日帰りプランを提供することで、1日の稼働率を100%以上にできるメリットがあります。

日帰り旅行の需要は旅行業界の”約1/3”を占めているので、今後もかなりの需要が見込めます。

参考にしやすいのは、アパホテルのターゲットを絞った日帰りプランです。特定のターゲットのみに利用価値を与えることで、宿泊プランだけに関わらず、日帰りプランの売れ筋が上がります。

有名な温泉地に位置するホテル・旅館で、日帰りプランや温泉プランを提供しても思うように売上が伸びない場合は、ターゲットを絞ったプランの提供を試してみてください。

ターゲットごとに分けた集客方法

ローカル客や日本全国の旅行客を集客する場合には、アプローチの方法が異なります。その一つの理由としては、”宿泊施設と同地域に住んでいるローカル客”と”圏外に住んでいる人”では、検索方法は変わってくるからです。

たとえば、その宿泊施設をすでに知っている人の検索キーワードは、「〇〇ホテル(旅館)」とピンポイントで検索をするでしょう。しかし、その施設のことを知らない人は、「地域名+ホテル(旅館)」「地域名+宿泊施設」と検索する可能性の方が高いことが考えられます。

この検索行動はキーワード検索だけに限らず、検索方法がGoogleなのか、それともSNSなのか、検索に使用する媒体によっても求めている情報が異なります。

関連記事:【検索順位は1位を獲ろう】ホテルの集客力が伸びない原因を徹底解説!

OTA集客に頼らない宿泊予約の獲得

今後はOTAによる集客だけに頼らないように、宿泊業界でも公式サイトやWeb全体を活用した集客戦略が重要になります。

OTAで収集できる情報は限られていることから、ホテル・旅館の公式サイトを予約材料として訪れるお客様は多いので、予約検討熟度を下げないようなサイトデザインだったり、掲載する情報の見直しや改善が必要です。

つまり、OTAと比較されても「公式サイトの方が魅力的だから、こっちで予約しよう。」と、興味・関心度を上げる工夫も必要です。公式サイトのクオリティによっては、ホテル・旅館のブランディングにも関わるので、定期的な見直しや改善をしてみてはいかがでしょうか?

また、前年比230%の売上!コロナ渦中で過去最高の売上を達成した某ホテルが心掛けたことの記事では、某ラグジュアリーホテルが実際に取り組んだ施策について紹介しているのでぜひお役立てください!

弊社では、SEO対策や直接予約を増やすための公式サイトのリニューアルや、OTA・SNSの運用など、ホテル・旅館さまの売上を上げるためのお手伝いをしています。コンテンツマーケティングの委託や宿泊施設のドローン撮影・館内撮影も行っているので、詳しくはサービスページをご覧ください。

また、お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、Webサイトのチェックを含めた無料のオンラインミーティングを実施いたしますので、お気軽にご連絡ください。

最新記事の情報は、弊社のTwitterをご覧ください!

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