2023.11.21
2021.02.23
楽天トラベルでは、宿泊者からの総合評価点数が高い・宿泊予約の実績があるホテル・旅館がオファーされる”プリファードプログラム”が開始したのはご存知でしょうか？
一定期間で”+2%の手数料”にすることで、エリア内での掲載順位を上げて露出強化ができます。ユーザー側のメリットとしては、ポイント2倍（通常ポイントに加えて+1％）が還元されるのです。各OTAで手数料アップやプラン割引、ポイント還元をすることによって、如何様にも予約獲得数を増やすことは難しくありません。
そこで今回は、”OTA手数料を考えたときの自社予約の重要性”について紐解いていくので、本記事を参考に公式サイトを活用する材料としてご覧ください。
手数料アップで掲載順位を上げるプリファードプログラムは、宿側にメリットだらけではありません。開催されて期間が浅いため、手数料2%以上の費用対効果があるのかは明確ではないのです。
楽天トラベル内で実績のある宿がオファーされるので、宿泊単価の高い宿・客室数の多い宿・予約転換率の高い宿の3タイプのホテル・旅館が妥当だと考えられますが、負担する手数料もそれなりに増えます。
さらに、国内OTAの中でも最安値で予約できる楽天トラベルが新たな試みを行うのであれば、他のOTAも施設から手数料を徴収する取り組みを行っても不思議ではありません。
あくまでも旅行代理店であるOTAは、今後も主軸になる集客媒体なのは間違いありませんが、自社予約の割合を増やしていく取り組みが必須であることを感じる瞬間になったのではないでしょうか。
楽天トラベルとじゃらんでは、”有料広告枠”というターゲティング広告やSEM広告など、予約獲得数を増やすプロモーション枠はたくさんあります。規模の大きいホテル・旅館は有料広告を購入し、幅広いユーザーにアプローチするのです。エリアでの掲載順位が低くても、上位表示枠の有料広告を購入すれば、多くのユーザーに訴求できるかメリットもあります。
その他にも、割引クーポンやポイント還元など、ユーザーに大きな還元ができる施策もありますが、結局は価格訴求になりがちです。OTA集客でも、本来ターゲットである客層を狙ったOTAマーケティングが欠かせないので、予算消化するだけでなく、目標や根拠を持った取り組みを行いましょう。
OTA集客がメインの宿泊施設は80%〜90%以上だと言われています。しかし、昨今のコロナ禍中で観光情勢が不況に陥っていたことから、OTAに支払う手数料を少しでも削減したい…と考えるホテル・旅館が増えてきました。
自社の公式サイトを疎かにしていた施設でも、検索エンジンやSNSなどが普及した影響により、デジタルマーケティングに積極的に取り組むホテル・旅館が増えてきました。しかし、OTA集客に依存したことから、直接予約の割合を増やすためには中長期的な施策になるでしょう。
また、公式サイトの集客力を強化するためには、ある程度の時間がかかることを踏まえて、競合施設よりもいち早く取り組むことが重要です。
ここからはホテルマーケティングに特化した我々の見解となります。見出しにも記載しているように、自社予約を増やすなら2~3年以内での取り組みが重要になる…ということです。
具体的に説明すると、デジタルマーケティングを基盤に、インターネット検索がよりスムーズになります。ここ数年の間で、業種関係なく自社サイトを所持することが必須と言われているのも、スマホが普及してGoogle・Yahoo!やSNS上での情報収集が当たり前になり、誰もがWebサイトに訪れる機会が増えたからです。
特にホテル・旅館が所有する公式サイトは、情報収集から宿泊予約までできる媒体なので、ユーザーに良い印象を与える必要があります。そして、最終的には宿泊予約に誘導する工夫をしなければ、OTA集客の割合を減らすことはできません。
コロナ渦中で新しい施策に取り組みづらい時期ではありますが、自社マーケティングの強化はいずれ取り組むことになると思うので、これを機に取り組んでみてはいかがでしょうか？
また、専門業者にマーケティング周りを依頼しようと考えている施設さまは、ホテルマーケティング会社って何なの？主な業務内容と相場について徹底解説！をお役立てください。
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