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ホテルマーケティング ホテル業界ニュース

2023.11.21

2020.12.22

日本の観光産業はどうなる?注目されるホテル・旅館の共通点とは?

新型コロナウイルスの影響で、日本の観光産業の完全回復が期待できません。しかし、旅行者から注目されるホテル・旅館は数多くあります。ブティックホテル(デザイナーズホテル)など、コンセプトが強い施設が増えてきているからです。

コロナが収束していくにつれて、外資系のホテル会社が続々と日本の宿泊市場に参入してくる予定なのはご存知でしょうか?名前を上げることはできませんが、地域によっては施設規模はかなり大きく、いくつかの宿泊施設は飲み込まれてしまう可能性も十分にあります。

そこで今回は、海外50カ国以上、日本の都道府県を縦断・横断した経験のあるmicadoの渡邉が、ホテル・旅館はどのように日本の観光産業で存続していくべきなのかについて解説していきます!

日本の観光産業はどのように動いているのか?

インバウンド需要が高まってきたのは、確か”2012年”くらいからで、東日本大震災の影響で日本の認知度が急激に(世界中に)広まりました。それから10年足らずで約4倍(2019年:約3,200万人)も増加しました。

ここ数年間での時代の流れは大きく変わりつつ、、、その影響も受けて日本がバズったというのもありますが、日本の観光資源は世界でもトップクラスに相当しているので、当然の結果ともいえます。

ですが、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大によって、インバウンド需要が激減してしまったことから、現在は国内旅行者のみの需要しか期待できませんが、日本人の国内旅行消費額は22兆円もあるので、至るところに観光需要の可能性はあるんですよ。

実際に、GoToトラベルキャンペーンが開始された夏季シーズンでは、例年よりも稼働率が高い地域があったので、「リスクを抱えてでも足を運びたい」と思わせるようなプロモーションや集客活動に注力する必要があると考えています。

このような事態の中でも観光産業を回さなければ、日本の経済・観光業に携わる人々が窮地に追い込まれてしまうので、何かしら手を打つことが重要になってきますよね。

日本と海外の観光産業を比較したときに、大きな違いって何ですか?

面白い質問ですね。(笑)

僕自身、50カ国以上もの地域に訪れて、先進国と発展途上国のどちらも見てきた経験などありますが、自論っぽくなってしまいますが、できるだけ的確なことをお話しますね。

日本と海外の観光産業に足りないものって、「日本人のプロフェッショナル意識」だと思います。もうちょっと具体的に説明しますと、例えば…..”日本の最大級のリゾート地と言われている沖縄”と”リピーター率90%以上の人気リゾート地であるハワイ”の違いって何かわかりますか?

現地人のプロフェッショナル意識です。ライセンスを持っているプロ観光ガイドの方が多くて、そのような人たちが同地域に密集していること自体が強みとなっています。そして、何回訪れても違った体験ができるのが行きたいと思わせる演出力。お土産さんでも通年販売しているものが同じより、季節ごとに販売する商品を変える工夫など。いわゆる「新鮮さ」を与えることがポイントですよね。

もっと言うのであれば、海外に旅行に行くときに通常よりもスマホやパソコンで情報収集するじゃないですか? “調べている時点で楽しい気持ちになれる情報提供力”“実際に足を運んで期待外れしない素晴らしさ“の2つがリピートされる要素です。日本の観光産業は、この2つの要素が揃っていないのが欠点だと思います。

ホテル・旅館が観光産業で生き残るためには何をすべきでしょうか?

難しい…..。(笑)
2,500文字以内に収めるとのことだったので、一言で表してもいいですか?

…..ダメです! 有益なコンテンツを発信したいので、読者様にとって有益な情報をお願いします!!

はい….。
まずは、「観光業=宿泊業」という思考にシフトすべきですよね。「泊まる」は旅行の一部でしかなくて、”見る・食べる・体験する”などの要素と掛け合わせて考えたパッケージングが必要になるかと思います。施設情報や口コミなど簡単に検索できる時代なので、消費者は「泊まる」だけに期待しているわけではないと思うんですよね。

というのは、どういうことですか???

「提案型の旅行スタイル」って表現すればいいんですかね。

今までのホテル・旅館って、宿泊プランを造成して販売する「待つ集客スタイル」だったんですけど、インターネット上での検索行動が簡単ですし、自分で決断できる仕組みなので、「呼び込む集客スタイル」にシフトする必要があるんですよ。

言い方を現代っぽくしているだけで、特に新しい方法ではないんですが、新しい風に表現しないと、「あぁ、SNSね…..。」と言われてしまうんですよね。(笑)

ほとんどの人が見慣れているデジタル広告は、呼び込む集客スタイルですよね。SNSやメディア出稿、今ではYoutubeを活用した施策も同じことが言えますし、こういった消費者(旅行者)への接点を増やすことによって「認知→興味」に変わっていてき、次第に足を運んでみたいと思わせる取り組みは今後欠かせないと考えています。

「旅マエ・旅ナカ・旅アト」のフォローアップをすることができれば、旅行においてのハブになれるので、ホテル・旅館のプロモーション戦略は「旅行者のサポートをする役割」が重要になるんじゃないでしょうか。

関連記事:ホテル・旅館必見!SNSマーケティングで認知度を上げる方法

まとめ

今回は、”2021年以降の日本の観光産業についての予測”と”ホテル・旅館が存続していくために必要な取り組み”の2点について解説しました!

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、観光産業は大きく変化していて、宿泊業界の在り方なども変わりつつあります。

予約獲得をするためには、“調べている時点で楽しい気持ちになれる情報提供力”“実際に足を運んで期待外れしない素晴らしさ“の2つの要素が重要視されるでしょう。公式サイトやSNSなどを活用した情報発信など、消費者にとって有益なコンテンツを届けてみてください!

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