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2024.01.19
2020.08.31
日々の料金設定をこまめに見直しているホテルや旅館はどれくらいのあるのでしょうか?
価格変動やOTA,SCなどの管理は、手間もコストもかかるので、あまり時間を入れていない施設は決して少なくありません。
今回は、”ホテルや旅館の宿泊プランが低くなってしまう理由”と”今後どのような改善が必要なのか”という2つについて書いているので、ぜひ最後までご覧ください。
最近の宿泊料金をチェックすると、コロナ渦中なので例年の同時期よりも宿泊需要が低くなり、安価で販売している施設が多く見受けられます。
とはいえ、新型コロナウイルスが拡まる前から、宿泊単価は下降傾向だと感じてはいませんでしたか?
周辺地域でビジネスホテルやゲストハウスなどのリーズナブルに泊まれる施設が増えたり、宿泊に求める条件が変化してきたことが要因だと考えられます。
「競合施設が料金を下げたら、自社も料金を下げよう」と具体的な理由もなく、価格を市場に合わせていませんか? ですが料金設定において注意しなければならないのは、決して”安い=予約が増える”とういわけではありません。
仮に料金を下げて予約が入っても、”安く泊まれるホテル”と認識されてしまうので、ディスブランディングに陥る可能性があります。
”他の施設が同じことをやっているから…”という理由での施策は良い方向には進みまないので、注意したいポイントです。
料金を下げて予約されるのは、周りの施設が料金設定をしていないだけで、安価による予約競争が起きてしまうと、元の基本料金に戻すことも勇気がいるでしょう。つまり、料金による予約競争は底が知れているのです。
関連記事:「高付加価値プラン」とは?ホテル・旅館の宿泊単価を上げるために欠かせない価値の見出し方を解説
続いて、ホテルや旅館が料金設定以外の部分で、予約を増やす対策についてご説明していきます。
本記事を読んでいただいてる方で、すでにいくつかの集客施策を考えているのではないでしょうか。では、それぞれの集客施策を取り組もうと考えた理由は何でしょうか?
デジタルマーケティングを駆使した認知度や集客力の改善は、少しずつ浸透していますが、具体的な理由を持っていいない施設が多い印象を受けています。
ここでのポイントは、実践することが正解ではなく、なぜ実践するかを明確にさせることが重要です。
「広告運用をしましょう」や「SNS運用でフォロワーを増やしましょう」など、各施策を取り組む根拠が薄い企業の営業が多いからです。
施策の成果に対して、どれくらいの売上が期待できるのかを明確にしなければ、実践するべき理由にはなりません。
“今やらなければ遅れを取ってしまいます”や”他のホテルや旅館はやっていますよ”などの誘惑されたら、根拠や証拠を聞くようにしましょう。
【料金設定以外の施策で成果を出すポイント】
・デジタルマーケティングの活用
・施策に対しての成果と売上の伸び率を出す
・営業先に誘惑されたら、根拠と証拠を聞く
関連記事:ホテル・旅館が全媒体で集客を伸ばすコツとは?インターネット検索で参考にできる方法
今後、競合施設に合わせた料金設定や集客施策を行うのではなく、それぞれのホテルや旅館のブランドを意識することが重要だと、おわかりいただけたでしょうか。
“合わせる”ではなく、”差別化”に注力することが重要です。
Web上での検索行動が多様化している中で、接客やオペレーションのみ磨くのではなく、公式サイトの施設詳細の見直しや宿泊プランの改善など、デジタル領域に踏み込むことが競合施設との差別化につながります。
その他にも、ビジネスホテルの経営戦略。現場の立ち位置と改善するべきポイントとは?の記事では、ホテルマネジメントについて解説してあるのでぜひご覧下さい!
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