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2024.01.19
2021.02.17
これまで“SEO対策”や”キーワード選定”という用語を耳にしたことはあるでしょうか?
最近、宿泊業界では直接予約の数を増やしていくために、公式サイトへ呼び込むための集客施策に力を入れる施設が増えてきたことから、デジタルマーケティング用語が広がりつつあります。
「SEO対策の定義は覚えてるけど、実践するにあたっての手法が曖昧なんだよね…」と悩みを抱えている方は業界問わず多くの方が抱えている悩みです。
【自社サイトで抱えている課題TOP3】
・自社サイトのアクセス数が全く増えない
・検索しても上位に表示されていない
・カテゴリが類似している施設が多い
ホテル・旅館のSEO対策は、あらゆる業種の中でも難しい施策だと思っています。競合にあたる存在は、宿泊施設以外にも、旅行会社・航空会社や観光系のWebメディア会社などがいます。
そもそもSEO対策に取り組んで成果が出るまでは、試行錯誤を繰り返す必要があるので、短期間で成果を出せるのはほんの一握りです。
このようなネガティブ要素が多いのに、なぜホテル・旅館はSEO対策を取り組むべきなのでしょうか…。
【SEO対策で成功したときの効果】
・毎月安定して集客できるようになる
・直接予約、全体の予約数が増える
・施設のブランド価値が高まる
結論からいうと、SEO対策が成功することで、手を手を動かさなくても一定のサイトアクセス数を確保できます。
自社サイトにアクセスするユーザー数が増えていくと、予約するユーザーの数も増えていく可能性が高まります。
このサイトアクセス数を増やす取り組みが欠かせないのですが、ほとんどのホテル・旅館では入り口を間違ってしまうのです。
【サイト集客における優勢順位】
1.集客フェーズ(流入)
2.検討フェーズ(回遊)
3.予約フェーズ(予約)
(4.再訪フェーズ)
自社サイトの現状を分析したときに、どのような集客戦略を取り組むかが明らかになります。
我々が基準としている考え方では、Web広告運用を除いた流入が月々10,000ユーザー以下の場合は、「1.集客フェーズ(流入)」となり、アクセス数を増やすための施策立案を提案します。
公式サイトとOTAの両方を分析をして気づいたことは、OTAを閲覧したユーザーの約半分相当が公式サイトのアクセス数にあたる数字でした。(※施設さまによっては、OTAを閲覧したユーザーの約半分以下という事例もありました。)
その先のフェーズに進むことで、サイトアクセス数を増やす戦略だけでなく、予約検討熟度を上げるための施策や予約完了までの誘導について考える必要があります。
しかし、約半数以上のホテル・旅館ではOTAに依存しているので、「1.集客フェーズ(流入)」に位置していますが、予約に直結させたいがために、Web広告に莫大な予算を投下している宿泊施設も少なくありません。
公式サイトとOTAでの集客は、ユーザーのモチベーションや属性が異なるので、販売戦略・プロモーションを少し変えて打ち出す必要があるということです。
これを機に、現状どのようなフェーズにいるのかを改めて見直してみてはいかがでしょうか?
ここからは、公式サイトの集客力を一気に増加させるキーワード対策についてご紹介します。(※成果が出る期間はWebサイトまたは宿泊施設によって異なるので、ご了承ください。)
SEO対策で重役となる「キーワード選定」とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに反映させて、ユーザーに知ってほしい・見てほしい・検索してほしいコンテンツのキーワードを選ぶ作業のことです。
「キーワード選定」や「SEO対策 キーワード選定」と検索すると、”SEO対策におけるキーワード選定のコツは、1ページに対して1キーワード・1テーマが基本”というコンテンツが多くあります。
実際は、”1ページに対して1キーワード”という決まりはありません。キーワードは1個だけで十分な場合もありますし、5個,10個,15個以上のキーワードを選定する場合もあります。
対策したいキーワードを選んだら、上記の写真のように各キーワードの検索ボリュームを出します。たくさんのキーワードを抽出した場合には、実際にページのコンテンツと関連性が高いのはどれかを判断をしましょう。
最後に、検索してほしいコンテンツと選んだキーワードのユーザーニーズがマッチするまで、時間をかけて検索順位の上位に割り込めるかを調べる必要があります。
冒頭でもお伝えしたように、ホテル・旅館のSEO対策は旅行会社や観光メディアなどの競合が多いので、隙間となるキーワードを探し出すのが難しいので、途中で諦めてしまう施設が多いのです。
逆に考えると、効果的なSEO対策を実践することで、競合施設との差別化やWeb上でのブランド構築などが行えるメリットの部分が大きいことが言えます。
結論として、キーワード選定をするときに意識することは、選んだキーワードがユーザーニーズ(検索意図:インテント)とマッチしているかを調べて、検索上位に表示させることを徹底する必要がありあます。
宿泊予約をするユーザーを段階層にすると、主に5つの属性に分けることができます。
【宿泊予約を検討しているユーザー属性】
1.旅行したいと考えているユーザー
2.良さそうな宿泊施設を調べているユーザー
3.宿泊予約したいと検討しているユーザー
4.滞在先で満足したいと考えているユーザー
(5.もう一度、滞在したいと検討しているユーザー)
前述でも解説したように、ユーザーの属性は、”情報収集をするフェーズのユーザー”や”宿泊を検討しているフェーズのユーザー”など、予約完了までの各フェーズに分かれています。
従来の集客方法では、”旅行したい”という潜在層へのアプローチではなく、「〇〇の△△に宿泊したい」と考えているユーザーへの販売促進の領域でしか集客を行なっていません。
本来、情報収集をするときにOTAは適切な媒体ではなく、どちらかというと宿泊予約をする媒体なので、属性ごとに絞った特定のターゲットごとに適切な情報を届けられるような媒体での施策が必要になります。
今回の記事では、SEO対策のキーワード選定について解説をしましたが、他のマーケティング施策も知りたいという方は、【予約が途切れない集客戦略】ホテル・旅館が今やるべきWeb対策とは?をご覧ください。
今回の記事を通して、ホテル・旅館はSEO対策に取り組む必要があることはご理解いただけたでしょうか?
具体的なキーワード選定につきましては、こちらの【SEO対策】ホテル・旅館のWeb集客で重要となる「キーワード選定」とは?を参考にしてみてください。
将来的には、OTAからの予約割合を減らしたいと考えている施設さまは多く、SEO対策に特化している人財が少ないことから、なかなか取り組めていないのが悩みにあたります。
また、SEO対策をしてくれる人財を募集しようとすると、支払う給与も高額になってしまうので、外部委託する方が費用対効果が高い事例も少なくありません。
専門業者にマーケティング周りを依頼しようと考えている施設さまは、ホテルマーケティング会社って何なの?主な業務内容と相場について徹底解説!をお役立てください。
私たちはこれまで培ってきた支援実績から得た経験や独自のノウハウを基に、ホテル・旅館さまの望む結果を出すための最適な提案をさせていただきます。
お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、Webサイトのチェックを含めたオンラインミーティングを実施いたします。
micadoの詳細をもっと知りたい方は、ホテル・旅館に向けたマーケティング知識やノウハウを公開している弊社メディアをご覧ください。Web集客力の向上や宿泊予約を増やす戦略・戦術が豊富なので、ぜひお役立てください!