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大手旅行会社Booking.comやExpedia、JTBなどが予測する2023年の旅行トレンドについてまとめました。国内旅行にも当てはまる内容なので、ホテル・旅館さまは集客のアイデアにお役立てください。
2023年の旅行トレンド予測に関する調査は、約30カ国・約2万人以上によるオンラインアンケートの回答をまとめたものになります。■2023年の旅行トレンド調査結果のまとめ
・自然の中のシンプルかつミニマムな「オフ・ザ・グリッド」旅
・カルチャーショックを経験する異文化な旅
・古き良き時代を思い起こさせるノスタルジックな旅
・チームビルディングを目的とした社員旅行
・節約して贅沢旅
・制限や不安なしのバーチャル旅
引用:ブッキング・ドットコム、2023年の旅に関する6つの旅行トレンド予測を発表
当調査では、世界の旅行者の72%(日本の旅行者66%)が「不安定な世界情勢や混乱の中でも旅をする価値はある」と回答したことから、旅行への意識は前向きになっていることが言えます。さらに、変化の激しい現代社会では”新たな旅のカタチ”を模索してくことも重要なポイントだと示しています。
2022年11月22日に開催された”エクスペディアグループ 2023年の旅行トレンドに関するメディアラウンドテーブル”などで、2023年のキーワードは「型にはまらず自由に楽しむ“ノーノーマルな旅”」が鍵だと発表しています。
■2023年の旅行トレンド調査結果のまとめ
・ストリーミングサービスの影響で旅行先を選ぶ人が増加
・文化の中心地である世界各国の大都市の人気が再燃
・お得な1〜3つ星ホテルが人気に
・新たなウェルネストラベル
引用:【エクスペディア・グループ】日本を含む17地域、24,000人の旅行者と業界のスペシャリストを対象に2023年の旅行トレンドに関する調査結果を発表
また、最新の旅行トレンドを考察した「トラベラー・バリュー・インデックス(Traveler Value Index)」調査の結果では、サステナビリティへの関心度が高まっていることを示しており、旅行者の半数以上が通常よりも割高になっても選ぶ..という解説もしています。
JTBの調査によると、2023年は大型イベントの開催や話題の商業施設、ホテルの新規開業など、レジャー要素が増えているのと、ライフスタイルの変化による旅行の拡大が予想されています。
訪日外国人客数は、2022年10月下旬ごろに規制が緩和されたことから、2023年では2,110万人くらいと推計されているようです。
2022年以降には円安ドル高が急速に進み、コロナ前と比べると20円ほど円安が進むなど、日本へ旅行に訪れたいと思っている潜在層は多く、実際に韓国・タイ・シンガポールなどからの訪日客が増加しているので期待ができます。
・国内旅行者数は、2億6,600万人(対前年比108.6%、対2019年比91.2%)と推計
・海外旅行者数は、840万人(対前年比289.7%、対2019年比40.4%)と推計
・訪日外国人旅行者数は、2,110万人(対前年比550.6%、対2019年比66.2%)と推計
引用:JTB調査による2023年(1月~12月)の旅行動向見通し
米旅行調査会社フォーカスライトでは、日本市場における2つの重要な動向について取り上げています。日本旅行のマーケットが回復するなかで、全国旅行支援やインバウンド需要の高騰など、予想よりも良くなっていることが言えるでしょう。
■2023年~2024に予測する2つの動向
・航空需要はパンデミック前に戻る(国内線のみ)
・DP(ダイナミックパッケージ)の需要が高騰
引用:米フォーカスライト〜Two key developments in Japan’s travel market〜
コロナ禍で国内でのDP需要が加速したことから、商品力を強化する旅行会社が増えています。国内外問わず個人旅行客の動きが目立つなかで、航空券や鉄道と組み合わせた商品の伸びが期待されていると発表しております。