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2023.12.13
2023.06.13
アフターコロナの未来が見据えてきており、インバウンド需要が回復していると同時に国内客も海外旅行へ行き始めていますが、為替の影響もあって海外旅行へ積極的に行こうとしている国内客は、思っているよりも少ない印象があります。
実際に、今後1年以内に海外旅行に行くと答えた人の割合よりも、国内旅行には行くと答えた人の割合の方が高く、国内客からの旅行需要は引き続き一定数あります。そこで本記事では、最新の国内旅行の需要をご紹介するとともに、このような状況で行うべきマーケティング施策についても触れていきます!
最新の国内旅行の需要を知りたい方や、日頃からホテルマーケティングに関する業務を行っているホテルの方などは、ぜひ最後までお読みください。
感染症対策で行動が制限されていた頃と比較して、自由に旅行に行きやすくなってからしばらく経ち、最初は爆発的な国内旅行の需要がありましたが、今は需要が落ち着いてきた施設様も多いのではないでしょうか?
ずっと我慢していた旅行へ行けるようになり、GoToトラベルキャンペーンなどの相乗効果もあって一時期は国内旅行の需要がV字回復し、エリアや施設によってはコロナ禍前よりも需要が高かった施設様もあるとお聞きしました。
現在は海外旅行へも行きやすくなり、今度は国内旅行ではなく海外旅行の需要が爆発的に高まるかと思いきや、そうでもないようです。
JTB総合研究所が全国の20歳以上の男女を対象に行った調査によると、「全体の14.1%が今後1年以内に海外旅行に行く」と回答している一方、「国内旅行は44.6%が旅行に行く」と回答していることがわかっています。さらに、大人数や家族での旅行を検討している人が増加しており、コロナ禍を通して国内旅行への意欲が高まっています。
要因としては、為替の影響で円安が進んでいることから、海外旅行へ行きたいけど具体的なプランが決まっている人は少ない傾向にあります。コロナ禍で国内旅行への注目度が高まった点も需要へと影響しており、ホテルや旅館での滞在を価値のあるものへと磨くことで、マーケティング施策にも効果が期待できます。
海外旅行の需要が為替によって影響していることを考えると、ホテル・旅館の宿泊料金が高くなっている現状は、あまり好ましくないと言えます。
もちろんコロナ禍で激減した売上を取り戻すことは大切ですが、単に料金を上げるだけでなくマーケティング戦略を見直して、「予約を獲得すること」に注力する必要があります。
続いて、国内旅行の需要が高まっているからこそ行うべきマーケティング施策についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
国内旅行の需要に対応するため、国内OTAを強化して集客を行っていきましょう。海外旅行に慣れている人などは海外OTAを利用する場合もありますが、代表的な国内OTAは楽天トラベル、一休.com、じゃらんの3つで、それぞれに特徴がありますが、どのOTAでも集客を強化するためにマーケティング施策を行うことができます。
定期/不定期で開催しているセールや特集などに参画すれば、特集ページに掲載してもらえるので露出ができ、まだ施設のことを知らない人へとアプローチできます。
また、セールと同時にポイントを倍増したりクーポンを発行すれば、今予約したらお得であることを訴求できるので、すでに旅行を検討しているユーザーがホテル・旅館を比較している際に目に留まる可能性が高くなります。
どの国内OTAでも広告施策を行っているので、広告を出稿すればさらに露出ができ、予約してもらえる可能性がありますが、費用対効果を計算してから行うようにしましょう。OTAでは必ず予約に対して手数料が発生するため、OTAのマーケティングマネージャーなどに情報を聞き込み、手数料+広告費でどのくらいの予約売上が見込めるか計算しないとマイナスになってしまう可能性もあります。
国内OTAは膨大なユーザー数を抱えているため、直接予約のマーケティングを強化するよりも結果が出やすく、つい頼ってしまいがちですが、直接予約を獲得できなければ売上も上がらず、自社のマーケティングに関するノウハウも蓄積することができません。
直接予約を増やして売上を上げていく方法については、【直販比率200%UP】ホテルの公式サイトで予約が増える仕組みを教えます!の記事でも解説しておりますので、国内旅行の需要を逃したくない施設様は、記事を読んで日頃からマーケティング活動に力を入れていきましょう!
本記事を読んで、意外にも国内旅行の需要が高いことはお分かりいただけたのではないでしょうか?国内旅行者が以前のように積極的に海外旅行へ行くにはまだ時間がかかる見込みがある一方、インバウンド需要も増えていることからマーケティング体制を整える必要があります。
同じマーケティング施策を行うのではなく、国内旅行者とインバウンドで施策を棲み分けて行えば集客が成功しやすく、売上を上げることも可能です。
マーケティング施策がたくさんあってどれから手をつければいいかわからない施設様は、無料のオンライン相談も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。数々のホテル・旅館様の売上を改善してきたノウハウを持ち、業界に特化している弊社だからこそ提供できるマーケティングをコンサルしております。