会員限定記事は
※利用開始をもって利用規約とプライバシーポリシーに同意したものとみなします。
閉じる
2023.11.21
2020.03.28
さらに、OTAの独自の割引キャンペーンとユーザーの比較検討が上手くなっていることから、正規料金での宿泊予約は遠ざかっています。そうなると、宿泊施設の公式サイトで提供している料金の方が下回ってしまい、本来のブランド(価格)が安くなってしまうのも問題です。
このようなことが起きているのは、宿泊施設も自覚しています。長い期間OTAに依存してしまっていたことから、公式サイトを含む他の媒体での集客ができないのが課題となっていて、今後こういったホテルや旅館はさらに増えるでしょう。
現状、OTAに依存しているホテルが多いため、デジタルマーケティングを駆使している宿泊施設はほとんどありません。最近になってようやく大手ホテル会社でも、自社マーケティングの強化に莫大なコストを費やすようになりました。
公式サイトの構築やSEO対策(Googleなどの検索順位を上位にするための取り組み)は欠かせないのですが、「宿泊施設はSEO対策をする必要はない!」という人もいます。
SEO対策は効果が出るまでに時間がかかり、成果が見えづらいのが難点です。目先の売上につながる広告掲載に費用を投下している宿泊施設が多く、SEO対策を行わないと実は費用対効果が低いケースの方が多いのです。
“広告費をいくらかけているのか・ターゲットは誰なのか・宿泊料金はいくらなのか・選定したキーワード・地域や時間帯”など細かい部分はたくさんありますが、デジタルマーケティングが発展していない宿泊業界では、適切なアプローチを行えている宿泊施設は少ないです。
逆を言えば、改善できる点はたくさんあり、SEO対策は従来の広告費に比べてコストを押さえて運営ができるだけでなく、長期的に成果へとつながるため、利益率を伸ばすこともできます。つまり、見出しにもなっている「公式サイトでSEO対策を行うべき理由」は、ブランディング戦略の採用と直接予約の獲得です。
OTAでは掲載できる情報やデザインに限りがあるため、ホテルブランディングに特化しておらず、競合施設との差別化が難しい点があります。また、OTAでホテルを閲覧した約半分のユーザーは、もっと情報を得るために公式サイトを閲覧してから予約に至る傾向があります。
公式サイトのコンテンツが充実していなければ、予約成約率が下がってしまうので、SEO対策を含むサイトの構築は欠かせません。さらに、Googleマップを活用した地図検索(MEO対策)をするユーザーも増えていることから、予約獲得数を増やすためには、さまざまな対策を行うことが集客強化に繋がります。
一人ひとりサイトに訪れる目的が違えば、行動パターンや心理状態も異なるので、ユーザーにとって満足度の高いサイトを構築するには、定期的なサイト分析が必要です。
・ツールの導入と設定
・本体サイトとGAの接続
・本体サイトと外部サイトの接続
上記の設定をすることでWebサイトのデータを取得でき、さまざまな行動パターンを理解できるようになり、効率的にホテルの宿泊予約へとつなげることができます。
ホテルや旅館様がツール(Google Analytics)を導入するべき理由は他の記事でご説明しているので、そちらをご覧ください!
・ホテル公式サイトの構築
・定期的なサイト分析と改善
・SEO対策,MEO対策(エリア検索)
・徹底的なキーワード選定
OTAに依存しないホテル予約を増やすためには、テストを交えた期間として3ヶ月〜4ヶ月程かけて大体20~30%の直接予約を目指し、半年〜1年間を目安に直接予約の割合をさらに増やしていきましょう。
予約数を伸ばすためのマーケティング施策について気になる方は、【予約が途切れない集客戦略】ホテル・旅館が今やるべきWeb対策とは?をご覧ください。
弊社では、集客に必要なSNS運用や売上に直接関わるSEO対策や公式サイトのリニューアル、OTA運営など、ホテル・旅館の宿泊予約を効率よく獲得するために必要なマーケティング施策のコンサルティングを行っております。
今までの豊富な経験から得たノウハウの共有も行なっており、一緒に売上改善を行う上でマーケティング担当者が成長する、と好評をいただいております。無料でオンライン相談も行なっておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
また、他社では聞けないホテル・旅館にまつわるセミナー動画も好評を頂いており、申請フォームから無料で閲覧できるのでぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか?