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ホテルマーケティング

2023.11.21

2022.04.02

ホテル専門のカメラマンは教えてくれない?写真撮影前に決めておくべき3つのこと

ホテル予約を検討する10代後半〜20代後半の若年層は、Instagram検索をしていると言われています。Googleなどの検索エンジンよりもSNSをキッカケに”知った・行った・泊まった”という割合もかなり増えてきました。

そこで重要視されるのが写真の「コンテンツ力」です。SNSはもちろん、OTAや公式サイトに掲載している写真のクオリティで予約売上に大きな影響が出ます。(弊社データでは、予約転換率は1.5%以上アップ

本記事では、ホテル専門のカメラマンも知らない写真の重要性と撮影前に決めておくべきポイントについてプロのホテルマーケターが徹底解説しております。ホテルブランディングやSNSマーケティングなどで写真撮影を検討している方は、ぜひお役立てください。

ホテル・旅館の写真撮影が重要視される理由とは?

ここ数年の間で、スマートフォンのカメラ機能も格段に向上し、誰でも好きなときに写真を撮影して、インターネット上にアップできるようになりました。公式サイトやOTAなどを見たときに、「あそこのホテルの客室は広々としていて景観は素晴らしい」や「あの旅館の料理の料理はとても美味しそうだ」と感じた経験はあるのではないでしょうか。

人間の五感による情報判断の割合は視覚からの情報が約80%と言われています。宿泊予約を検討している段階のユーザーは、いろいろな施設の情報を見ており、泊まりたいホテル・旅館が見つけるまでの1施設あたりの閲覧時間は約45〜60秒くらいです。

約45〜60秒の間では、一つひとつのページをじっくりと見る時間はないので、施設の雰囲気がわかる程度にザーッと目を通すくらいの行動となります。つまり、テキストをじっくりと読ませることに注力するよりも、写真コンテンツの魅力でユーザーの目を惹くことが予約行動に大きく影響します。また、写真と予約行動の関係としては「部屋→食事→温泉→外観→トイレ・バスルーム」という順番です。

結果的には、冒頭でもお伝えしたように写真コンテンツの改善をすると、予約転換率は約.1.5倍以上につながります。もちろん、ただ写真を撮影するだけでなく、予約獲得に結びつく撮影の事前準備が欠かせません。

【写真コンテンツの重要性】
・視覚からの情報判断が約80%
・1施設あたりに閲覧時間は約45〜60秒(複数施設で比較検討をしている段階のユーザー)
・約45秒〜60秒の間でユーザーの目を惹くには画像の魅力で決まる

写真撮影前にカメラマンと決めるべき3つのコト

ざっくりな依頼内容では、イメージしていた写真とは違う…といったケースも少なくありません。外注でがカメラマンに依頼すると、拘束時間や撮影枚数で価格帯が決定することが一般的です。

写真撮影を成功させるためには、カメラマンと事前に決めておきたい3つをご紹介します。

1.写真を掲載する媒体を決める

よくある依頼としては、「公式サイトやOTA、SNSなどの全部で使える素材が欲しい」という内容です。当日撮影した写真の中で、あらゆるシーンで使える素材はもちろんありますが、掲載する媒体によって良い悪いものは出てきます。

モデルを入れたコンテンツの方がユーザーの目を惹けたり、予約転換率の向上につながりやすくなるので、どういう素材・シーンを考えているかはカメラマンに相談すると当日の進行も仕上がりも良くなるでしょう。

まずは、どの媒体に使用するかを決めた上で、撮影企画を進めていくのがベストです。

2.予約のキッカケになる素材を把握する

「1.写真を掲載する媒体」が決定したら、宿泊予約のキッカケやユーザーの目を惹きやすいシーンや画角などをリストアップしましょう。

感覚で決めるよりも、公式サイトやSNS、Web広告などのデータ分析を行い、ユーザーはどういった写真・テキストへの反応が良いかを把握した上で撮影企画を組むのが理想的です。

数値でわかるデータがない場合は、ペルソナ・ターゲットを設定し、その人たちがどういう写真であれば興味・関心を持ってくれるのかを想定する必要があります。

3.必要な写真の枚数を決める

「1.写真を掲載する媒体」と「2.予約のキッカケになる素材」が決定した後は、実際にどれくらいの写真枚数が必要なのかを企画しましょう。

OTAが推奨しているフォトギャラリーに掲載する写真は100枚だったり、掲載順位を上げるためには写真の枚数も影響します。またSNSであれば、どれくらいの頻度で投稿していて、1投稿あたりに使う枚数から逆算する必要もあるでしょう。

欲しい枚数によっては、撮影依頼料も高くなるので、何にどういう目的で使うのかを計画すると無駄な支出を抑えられるはずです。

写真撮影✖️ドローンによる差別化

今回は、写真の重要性と撮影をうまく進める3つのステップについてご紹介しました。最後まで読んでいただいた方で「プロカメラマンとフリーカメラマンとでは何が違うの?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

近日中に皆さまの疑問を解決するコンテンツも公開する予定です。mint(micado hint)では、他では知ることのできない有益なコンテンツをたくさん発信しています。また、宿泊施設さま向けの無料オンラインセミナーも毎月開催しております。

今まで600社以上のコンサルティングを行ってきた経験から得たノウハウの共有も行っており、マーケティング担当者が成長すると好評をいただいております。オンライン相談も行なっておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

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