会員限定記事は
※利用開始をもって利用規約とプライバシーポリシーに同意したものとみなします。
閉じる
2024.01.19
2021.07.22
新型コロナウイルスの影響によって、全国的にみて稼働率の回復が著しいなかで、ホテル・旅館を利用するお客様の宿泊スタイルが変化しているのが見受けられます。
前回のワーケーションプランの需要増加に引き続き、今回は”長期滞在プラン”について取り上げています。
多彩な宿泊プランを備えることで、幅広く顧客のニーズに応えることができるので、「差別化しづらいOTA集客を強化したい」と考えていたり、「公式サイトで限定プランを出したい」と考えている方は、お役立てください!
コロナ禍でホテル業界全体の予約状況が落ち込んだことにより、旅行者だけでなく、特に出張ビジネスマンの宿泊需要が激減しました。
特にビジネスホテルの宿泊需要が低下し、今までのようなシンプルな宿泊プランのみでは、現状の稼働率を改善できない状況です。
そこで、全国の宿泊施設では1泊や2泊の宿泊プランだけでなく、「長期滞在プラン」という1ヶ月分の滞在をまとめた宿泊プランを販売しはじめました。「1ヶ月も同じホテル、同じ客室に泊まる人はいないだろう…」と思っていた矢先に、長期滞在プランは話題となり、瞬く間に売れはじめたのです。
長期滞在プランが売れる傾向としては、富裕層を狙ったラグジュアリーホテルやリゾートホテル。一方、在宅ワークに耐えきれなくなったり、いつもと違った環境で仕事がしたいビジネスマンやフリーランスを狙ったビジネスホテルなどが反響を呼びました。
実際に、長期滞在に特化したホテル予約サイト「Monthly Hotel」のデータによると、”登録した施設の販売数はサービス開始時の1.44倍”・”2021年1月の予約金額は前月比10.9倍”もあることから、長期滞在の需要は明らかにあるといえます。
長期滞在プランが売れる施設について調査・分析したところ、下記のような特徴がありました。
<長期滞在プランの特徴>
・1週間ずつで客室タイプの変更
・毎朝軽朝食が無料付き
・朝食/夕食が〇%OFF
・各設備の利用無料
・ラウンジの無料利用…など
またチェーンホテル会社は、エリアが異なる複数施設の利用が可能だったり、他の施設では真似できないサービス特典を盛り込むことで、差別化を図っています。
シンプルな長期滞在プランも魅力的ですが、1ヶ月間と長い期間滞在するお客様が快適に過ごすことができる特典を付けることで、より魅力だと思えるでしょう。
一見売れないようなプランを出しても、話題が生まれて世間に広がり、気付いたら売れはじめるようになった…という感覚で出してみてはいかがでしょうか?
今回は、当時予想していたよりも売れている”長期滞在プラン”について取り上げました。長期滞在したいと考える宿泊客も少なくないことから、少しずつ市場に浸透しているのを感じますね。
見通しのつかない状況ではありますが、現状の回復やアフターコロナに向けて多彩な宿泊プランを造成し、お客様のニーズに応えていきましょう!
我々micadoは、これまで培ってきた支援実績から得た経験や独自のノウハウを基に、ホテル・旅館さまの望む結果を出すための最適な提案をさせていただきます。お問い合わせフォームよりご連絡いただければ、抱えている課題や悩みのヒアリングを実施いたします!
micadoの詳細をもっと知りたい方は、ホテル・旅館に向けたマーケティング知識やノウハウを公開している弊社メディアをご覧ください。Web集客力の向上や宿泊予約を増やす戦略・戦術が豊富なので、ぜひお役立てください!