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ホテル業界ニュース

2023.12.13

2023.07.05

ホテルで行われているサステイナブルツーリズムとは?取り入れやすい事例を厳選して紹介

ホテルで行われているサステイナブルツーリズムとは?取り入れやすい事例を厳選して紹介

最新の旅行トレンドとして注目されている「サステイナブルツーリズム」。ホテル・旅館では、アメニティなどに対するプラスチック新法への対応が求められたことが記憶に新しいかと思いますが、消費者の意識は上がっており、滞在先を選ぶ際にサステイナブルな施設であるかどうかを基準としているユーザーはとても多いのです。

そこで今回は、旅行トレンドにもなっているサステイナブルツーリズムを理解して、ホテル・旅館の集客に活かす方法についてご紹介していきます!

注目されている理由や、施設で取り入れられる施策を合わせてご紹介しますので、最新の集客に力を入れたいと思っている施設様は、ぜひ参考にしてみてください。

最新のトレンドでもあるサステイナブルツーリズムとは

サステイナブルツーリズムとは、観光の発達によって環境汚染や自然破壊などの現象が見られるようになったエリアが増えたことから、観光地の開発やサービスのあり方を見直して「持続的な観光」を目指す意味があります。

観光地が有名になれば観光客が増えるために自然とホテル・旅館にも恩恵があり、売上を上げることができますが、観光地が開発されるほど環境汚染への懸念が増え、普段からサステイナブルなことに興味のあるユーザーからすると、安心して旅行が出来ないと感じる人も多いようです。

Booking.comが行った調査によると、サステイナブルツーリズムに興味のあるユーザーは年々増えており、約74%が「未来世代のために地球を守るには、今すぐ、よりサステナブルな選択をし、行動する必要がある」と支持していることがわかっています。

消費者のサステイナブルツーリズムに対する意識が高まっている一方、これらに取り組んでいる事業者は少ないと感じているユーザーは約半数であることから、ホテル・旅館で取り組めば環境に優しいだけでなく、ニーズに応える施設として良い印象を与えらるでしょう。

ホテル・旅館でサステイナブルツーリズムを推奨するサービスが行われていなかった場合、自分でできることを率先して行っているユーザーも多く、具体的にはリユースできるボトルを持ち歩いたり、ごみをリサイクルする、客室にいない時にはエアコンを消す、同じタオルを繰り返し使うなどが挙げられます。

このようなサステイナブルな旅行を叶えるサービスをホテル・旅館で実現できれば、消費者のニーズに応えることもでき、一定の層から支持してもらえます。

ホテル・旅館で行われているサステイナブルツーリズムの事例

続いて、ホテル・旅館で実際に行われたサステイナブルツーリズムを題材とした事例をご紹介していきます。どのようにサステイナブルツーリズムを取り入れるべきかお悩みの施設様は、ぜひ参考にしてみてください!

事例①:帝国ホテル「SDGs を学ぶ宿泊プラン 2023」

帝国ホテルでは、サステイナブルツーリズムを推奨するためにお子様と一緒に楽しく学べる宿泊プランを販売しています。食のSDGsをテーマとしており、食べごろを過ぎたフルーツを活用してフルーツサンドイッチを帝国ホテルのパティシエと作ったり、チェックイン時に渡される帝国ホテルSDGs BOOKで部屋やホテル内を探索するクイズに参加することもできます。

夏休みに開催することで子供の自由研究に活用してもらう事を促すなど、楽しくサステイナブルツーリズムを実現できるプランで、子供たちに参加してもらうことでサステイナブルツーリズムが当たり前になるように取り組んでいます。

事例②:軽井沢プリンスホテル「SDGsステイプラン」

軽井沢プリンスホテルでは、地域貢献や環境への理解を深める体験ができるサステイナブルツーリズムが実現できるプランを販売しました。地域の要でもある農業体験やホテルが所有するスキー場の間伐地で森林保護について学ぶ体験プログラムなどが組み込まれ、子供から大人まで楽しめるプランです。

施設内でも食品ロスの削減や環境に配慮した設備の導入など、サステイナブルツーリズムに取り組んでいましたが、お客様のサステイナブルに対する関心の高まりに合わせて企画されました。

自然豊かな地にあるからこそ、サステイナブルツーリズムに向き合う責任を感じ、関心のあるお客様からのニーズの高まりへと注目したことで、結果的に良い印象を与え、集客へと繋げられました。

事例③:芝パークホテル「【泊まって寄付】子ども達へ絵本を送ろう!SDGSプラン」

芝パークホテルの館内には各所に書籍が置かれており、本好きのために本を読みながら宿泊することで社会貢献ができるプランを販売しています。部屋代の一部が寄付されるため、サステイナブルと言うと取っ掛かりにくいユーザーでも気軽にサステイナブルツーリズムが体験できるプランとなっています。

サステイナブルツーリズムをしようと思っていなくても社会貢献できるプランはとても人気で、ホテルのコンセプトでもある「本」と絡めた企画はブランディングも徹底しており、マーケティング施策としても評価の高いものとなっています。

事例④:GOOD NATURE HOTEL KYOTO「サステイナブルツーリズムに特化したホテル

これまで紹介してきた事例は、サステイナブルツーリズムに特化した宿泊プランでしたが、GOOD NATURE HOTEL KYOTOではホテル自体がサステイナブルツーリズムに取り組んでいます。

サステイナブルツーリズムが最新のトレンド入りしている理由は、環境に対する意識が高まっているのと同時にセルフケアも注目されているからでした。そこで、GOOD NATURE HOTEL KYOTOでは人にも自然にも優しいホテルというコンセプトを基に、さまざまな事を行っています。

再エネ100%の電力で運営したり、ゲスト向けのウェルネスプログラムの提供など、本来のサステイナブルツーリズムを追求する施設だからこそ提供できるサービスで、ニーズを満たしています。

まとめ

本記事では、最近話題となっているサステイナブルツーリズムについて、事例とともにご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?施設全体でサステイナブルツーリズムに取り組むことは難しくても、特にインバウンドからのニーズが高いトレンドへ対応することで、ニーズを満たすことができます。

楽天トラベルでもサステイナブルツーリズムに関する特集ページがあるほど注目されており、今後もこのニーズが消えることは無いでしょう。最新のトレンドを取り入れた宿泊プランを販売すれば、他の施設との差別化が出来て集客へと繋げることも可能です。

最新のトレンドをキャッチするためには、多くのホテルマーケターが登録している無料のメルマガもおすすめです!競合施設との差別化戦略や最新の集客施策など、ホテルで予約を獲得するために欠かせない情報を発信しているので、ぜひ登録してみてください!

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