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ホテル業界ニュース

2023.11.21

2023.05.24

宿泊需要の回復に伴うADR向上の要因は競合施設の価格!?今後の料金は〇〇と考える施設が約半数

本記事では、メトロエンジン株式会社が実施した「宿泊事業者を対象にウィズコロナのホテル運営とDX活用についてのアンケート」の結果を参考に、現在ホテル業界が直面する課題や解決するための方法について考察していきます。

ホテル業界の方々にとって有益な情報となり、業務効率化や人手不足の改善策を見つける手助けとなることを願っています。

客室単価を上げる要因の第1位は「競合施設の価格

・ホテル事業者が客室単価を変更する際に指標としているのは「競合施設の価格」、「自社施設の過去実績」、「周辺のイベント情報」。複合的な情報を考慮して価格調整を行うことが明らかに。

■60%のホテル事業者がベンチマークとする宿泊施設の価格を重視し値付けを行っていると回答。一方で原価率や必要コスト等を参考にしている施設は殆どいない結果に。客室単価は需要を中心に決定されており、多くの施設が周辺状況や過去実績なども考慮し、複合的に日々価格調整を行なっていることが伺えました。

【調査レポート】―ホテル事業者に聞きました― ホテル運営の課題として、全体の7割が人手不足と回答:メトロエンジンが業界の人手不足とDXについての調査結果を公開

ホテル・旅館業界における客室単価調整のアプローチは、競合施設の価格や自社施設の過去実績、周辺のイベント情報といった複合的な情報をもとに行われています。これは、適切な価格設定が売上や利益に大きく影響することから、業界全体が日々変動する市場状況に柔軟に対応しようとしていることを示しています。

ただし、原価率や必要コストを考慮している施設が少ないことも指摘されており、これは長期的な視点での価格戦略が十分に機能していない可能性を示唆しています。ホテル・旅館業界がさらに競争力を高めるためには、需要だけでなくコスト面も考慮した戦略的な価格設定が必要です。

市場動向やコスト構造に基づく価格設定によって、競争力を維持しながら利益率の向上を図ることが可能です。このような取り組みを活用することで、ホテル・旅館業界はさらなる成長を達成できるでしょう。

売上アップの”ADR向上”と”サービスの拡充”!?

・ 売上を上げるために、“宿泊料金の値上げ”と”サービスの拡充”に注力するホテル事業者が約半数

■売上を上げるために取り組む施策についての質問では、「ADRを上げる」「サービスの拡充」と回答した事業者はそれぞれ45.5%と、約半数の事業者が強く意識していることが伺えました。また、インバウンド誘致に力を入れる施設も27.3%と、訪日客への高い期待も感じられました。

次いで「DXの導入」も注目されており、売上拡大と両軸で、コストカットにも注目が集まっていることが見て取れました。

【調査レポート】―ホテル事業者に聞きました― ホテル運営の課題として、全体の7割が人手不足と回答:メトロエンジンが業界の人手不足とDXについての調査結果を公開

売上向上を目指すホテル事業者の約半数が「宿泊料金の値上げ」と「サービスの拡充」に注力していることが明らかになりました。これは、顧客満足度を高めながら収益性を向上させるためのバランスの取れた戦略であると言えます。また、27.3%の事業者がインバウンド誘致に力を入れていることから、訪日客に対する期待も高まっています。

一方、「DXの導入」が売上拡大とコストカットの両軸で注目されていることは、ホテル・旅館業界がデジタル化の波に乗り遅れないよう、効率化や生産性向上にも力を入れていることを示しています。

高付加価値な体験が単価UPのキーワード!

調査結果から見ると、ホテル・旅館事業者は売上向上のために、宿泊料金の値上げやサービスの拡充に注力しています。しかし、単に宿泊料金を上げるだけではなく、利用者にとって価値の高い体験を提供することが、単価向上の鍵となるでしょう。

弊社の独自の考察から、ホテル・旅館のWeb集客に特化したプロコンサルタントとして提案する戦略は、オンラインプラットフォームを活用した独自のプランやイベントの企画です。これにより、ターゲット層の関心を引き、単価向上とリピーター獲得を同時に実現できます。

また、DXの導入やインバウンド誘致に力を入れることも、ホテル・旅館業界における売上拡大に寄与します。効果的なデジタルマーケティング戦略を用いて、多様な顧客層へアプローチし、利用者のニーズに応えることが重要です。

まとめ

ホテル・旅館事業者が単価向上を目指すためには、宿泊需要のみで料金の上げ下げをするのではなく、利用者にとって価値の高いコンテンツを提供することが重要です。効果的なマーケティング戦略を実践し、顧客満足度を向上させつつ、収益性も高めることが可能です。

具体的な提案例として、「ターゲット層に特化したオリジナル体験プランの開発」を挙げます。これにより、単価アップと同時にリピーター獲得も期待できます。興味がある方は、micadoの無料サービスで配布している資料をダウンロードして参考にしてください。

しかし、ホテル・旅館業界では人材確保が厳しく、マーケティングに十分なリソースを割くことが難しいと思うので、外部委託により専門業者にマーケティング戦略を任せることで成果が期待できるでしょう。

「社内のマーケティング力を上げていきたい」や「予約を増やすOTA集客のノウハウが知りたい」など、成功事例をつくりながらノウハウを蓄積していくコンサルティングをご希望のホテル・旅館様は、無料でオンライン相談も行なっております。

これからのホテル・旅館業界においては、DX化の推進や人材不足解消などの取り組みが不可欠です。適切な戦略と効果的なツールの活用により、業界がさらなる発展を遂げることが期待されます。お気軽にお問い合わせください。

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