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2023.11.21
2021.06.26
新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、ホテル・旅館の経営破綻や開業延期などのニュースが続き。2023年までインバウンド需要の回復は期待できない状況です。また、今でも休業するホテルや旅館は多く、買収や売却をする施設も増えています。
そんな中でも、スモールラグジュアリーホテルの新規開業が着々と増加しており、今回は”高級宿の勝ち筋”について分析をし、アフターコロナの宿泊情勢について予測してみました。
本記事における高級宿の基準は、宿泊単価が1泊7〜10万円前後のホテル・旅館とします。高級志向な宿の予約サイトと知られている「一休.com」で、ザッと調査したところ、上記の価格帯が相場料金でした。(オールインクルーシブの価格)
なぜコロナ渦中でも新規開業が増えているのでしょうか?
その理由としては、おそらく”3蜜回避”が鍵であることが考えられます。客室数の多い高級宿と客室数の少ない宿の違いとしては、「パーソナライズされた滞在」「一人ひとりの要望に応えられるサービス」の質が異なるのではないでしょうか?
さまざまな客層に、さまざまな滞在パターンがあることから、施設の規模が大きいほどイレギュラーは起こりやすくなり、規模が小さければイレギュラーは予想可能な範囲、または事前にお客様が求めるニーズにも準備することも可能です。
宿泊需要の面でみたときにも、都内のラグジュアリーホテルと郊外のラグジュアリーホテルでは、同カテゴリでも宿泊単価が大きく離れています。また、約10年前のリゾートエリアや温泉街などのマーケット自体が、約3万円〜5万円くらいだったのも含め、宿泊料金5〜10万円以上のマーケットは競合が少なかったので、参入する宿泊施設が増えているのも納得です。
郊外の方がハイシーズンとローシーズンの差額も大きく、インバウンドも回復した後には、高級志向のマーケットはさらに成長するでしょう。
便利な時代になりつつも、コロナによる外出制限が続き、高額な料金を支払ってでも”満足をしたい”というのが顕在化してきました。決して母数が多いわけではないのと、規模のデカいラグジュアリーホテルは競合が多く、パーソナライズしづらいことも含めて、スモールラグジュアリーホテルの需要が生まれたのでしょうか。
特にコロナ禍の中で、お客様に提供するサービスやホスピタリティに変化が求められていることから、顧客満足度を上げるための施策自体も変わりはじめました。さらに、消費者のインターネットを利用する時間や検索方法も変化も見受けられ、公式サイトなどのWeb周りの対策も見直すことも重要視されています。
コロナ前とコロナ後で”宿泊”に求められるものが変わったのは明白で、アナログとデジタル面で顧客に応えるマーケティング施策が、今後の施設ブランドや集客を左右することが考えられます。
一つの事例を挙げると、コロナ渦中でも稼働率を高い水準まで戻した星野リゾートは、地元で活動する事業者と連携したマイクロツーリズム戦略を実践し、3蜜回避をしながら、本来の質の高い旅行体験を提供しています。
高級宿の特徴は大きく2つのパターンに分かれており、星野リゾートのような地域の事業者の連携して、体験型やアクティビティを織り交ぜたタイプ。もう一つは、宿泊を目的としたデスティネーション型のタイプです。
ここ数年館の間で、一人ひとりに向けたサービスやホスピタリティの提供が求められるようになったので、コロナ後を見据えた宿泊情勢も、お客様に寄り添った情報発信から宿泊体験まで行う必要があると考えています。
【アフターコロナの宿泊ニーズまとめ!】
・リピーター獲得がより重要視される
・価格帯を気にしないマーケットがある
・一人ひとりに合わせたサービス・ホスピタリティ
・アナログとデジタル両方での施策
今回は”スモールラグジュアリーホテルの参入による先々のホテル情勢”を予測してみました! 高級宿だけでなく、レジャーホテル・シティホテル・ビジネスホテルなども、アフターコロナに向けた”準備”をすでに始めるべきだと感じていただけたでしょうか?
現状の宿泊需要を踏まえると、全国的にみても稼働率は回復しつつありますが、新規顧客へのアプローチやリピーター獲得をするマーケティング施策をどんどん実践してみてください!
私たちはこれまで培ってきた支援実績から得た経験や独自のノウハウを基に、ホテル・旅館さまの望む結果を出すための最適な施策をご提案させていただきます。
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