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2024.03.11

2023.01.24

海外OTAでインバウンド対策をしよう!継続的な売上のために知っておくべきコト

海外OTAでインバウンド対策をしよう!継続的な売上のために知っておくべきコト

新型コロナウイルスで大きな影響を受けたホテル・旅館業界ですが、旅行需要が戻りつつある現在、海外の旅行客が増えてきたことで海外OTAの活用を検討されている、または運用をはじめた施設様も多いのではないでしょうか?

すでに国内OTAを活用していても、海外OTAの特徴や登録方法、手数料が分からないと登録するのも不安だと思います。今回は、ホテル・旅館様に向けて海外OTAの基本的な知識と各サービスの特徴や手数料などを紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

国内OTAで有料広告を活用しているけど、思うように集客ができていないと悩まれる施設様も多いですよね。OTAの広告パフォーマンスを効率的にするポイントもあるので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください!

OTA(Online Travel Agency)とは?

OTAとは、実店舗を持たずにインターネット上でホテルの予約受付を行う代理店で、ホテル・旅館の予約だけでなく、航空券やアクティビティ体験などの申し込みも一緒にできるので旅行の予定が立てやすいメリットがあります。

国内のOTAでは、じゃらんnetや楽天トラベルといったものがあり、海外OTAはExpedia(エクスペディア)やHotels.com(ホテルズドットコム)が代表的ですが、利用する際の必要な手続きに大きな差はありません。

施設の情報を登録するには、海外OTAのホームページから施設の情報などの必要事項を入力して提出し、OTAからの連絡が来たら完了です。

ここで勘違いしてはいけないのが、海外OTAに登録しただけでは予約は増えないという点です。OTAのパフォーマンスを高めるためにも、登録を完了した後はマーケティング戦略を立てて運用することが重要です。

インバウンドが戻りつつある今、海外OTAの利用でホテル・旅館の認知度や集客アップに期待ができるため、ぜひ販売戦略を立てて海外OTAの運用に取り組んでいきましょう。

各海外OTAの特徴や手数料について

海外OTAは世界中のユーザーが利用しているため、ホテル・旅館の認知度アップにつながりやすかったり、多言語に対応した機能であらゆる国の旅行客がスムーズに予約をしやすい特徴があります。

また、インバウンド客が日本のホテル・旅館を検索した際に、海外OTAのサイトが上位表示される場合もあるので、インバウンドに対して訴求するのであれば、海外OTAの方が予約されやすい可能性がありますが、フォーマットが全て統一されているため、ホテル・旅館の魅力を上手くアピールできないのがデメリットです。

海外からの旅行客の予約数を増やすために複数の海外OTAを運用する方法もありますが、運営コストが大幅にかかるので、集客に効果が得られるかの見極めが必要になってきます。

海外OTAのメリット・デメリットを理解していただけたところで、ここからは各海外OTAの特徴や手数料について紹介するので、参考にしてみてください。

Expedia(エクスペディア)

Expediaは、他の海外OTAと比べると旅行の計画を立てやすい特徴があります。インターネット上で予約をするのに迷った際には直接電話で問い合わせることができ、ホテル・旅館の予約と航空券やアクティビティ体験の予約を一括で管理ができます。予約時のストレスが軽減するシステムになっているので、スムーズに予約ができます。

Expediaの手数料は12〜18%なので、国内OTAの平均手数料10%と比べると費用は高めですが、日本航空(JAL)や全日空(ANA)と提携しているので、各社の専用ページからExpediaで予約をするとマイルを貯めることができる点も旅行客から支持されており、海外だけでなく国内の旅行客の集客にもつながりやすい特徴があります。

Booking.com(ブッキングドットコム)

Booking.comには、リゾートホテルの予約だけでなくバケーションレンタル、アパートメント、ホステル、ゲストハウスといったさまざまな施設タイプが掲載されており、個人の旅行だけでなく出張などのビジネスシーンでも多く利用されているので、幅広いターゲット層にアプローチができます。

宿泊施設の予約と一緒に航空券やアクティビティ体験の予約ができるので、特定のエリアやアクティビティ体験に興味がある旅行客が、自動的に提案された情報からホテル・旅館を予約してくれる可能性があります。

Booking.comの会員になって条件を達成すると施設の宿泊料金が割引されたり、朝食無料などの特典が付与されるのでユーザーにとってメリットの高いOTAの一つです。

基本的な手数料は12%〜20%で、契約するプログラムによっては割高になりますが、Booking.comの施策を活用することで、お得に宿泊できるホテル・旅館として認知度アップにつながるので、他の施設との差別化が可能です。

Agoda(アゴダ)

Agodaはタイやバリ、マレーシアといった東南アジア地域をおもにターゲットにしている海外OTAなので、東南アジアからの旅行客が多い日本では集客に期待ができます。

多くの旅行客が口コミを投稿してくれるので、いい口コミが獲得できればホテルの信頼アップに効果的で、会員になると通常より安い料金でホテルの予約ができるだけでなく、割引されているプランからさらに会員限定で最大80%割引きになったりするので、海外OTAのなかでも会員特典に強い特徴があります。

支払いはクレジットカードの事前決済のため、チェックイン/アウト時にスムーズに案内できるだけでなく、急なキャンセルが出ても利益損失を防ぐことができます。また、Agodaの手数料は9〜12%で、海外OTAのなかでも低めな点も施設様にとって嬉しいポイントです。

Trip.com(トリップドットコム)

Trip.comはサイト自体が多言語に対応しているだけでなく、カスタマーサポートにも日本語が話せるスタッフがいるので、質問やOTA上で不具合が生じた時に相談できるので安心です。

口コミ項目が他のOTAより充実しており、それぞれのポイントで高い口コミ評価を獲得できると、旅行客の予約へのひと押しにもつながります。

旅行の計画を立てやすいように、ホテルの1km圏内の観光地の数や最寄りの交通機関からホテルまでの距離が記載されているので、施設によっては立地条件の良さを訴求できるのも強みです。

手数料は12〜15%と国内OTAと比べると少し割高ですが、口コミのランキング形式で上位表示されれば、ホテル・旅館の認知度アップに期待ができます。

Hotels.com(ホテルズドットコム)

Hotels.comは、Expediaと同じグループ会社なので基本的にはExpediaと同一のサービスを展開していますが、独自の割引サービスに力を入れており、スタンプを10個貯めると1泊分が無料になるサービスは他の海外OTAにはない魅力です。

さらに、会員限定の割引や会員ランクによって限定の特典がもらえるサービスも充実しているので、手数料が12〜18%と高めでもユーザーにとって魅力的なので活用したい海外OTAです。

インバウンド回復に向けて海外OTAでも集客に力を入れよう

インバウンドが戻りつつあるため、海外OTAの需要は今後さらに高まっていきます。海外OTAを上手く活用することで、世界中の旅行客にホテルを知ってもらうことができ、予約をしてくれる可能性もありますが、効率的に集客するためにもマーケティング戦略に取り組んでいく必要があります。

海外OTAで成果を出す方法を知りたい方も多いと思いますが、まずは成果が出にくい原因を把握することが大切です。「OTA運用でイマイチ予約数が伸びない」「これからOTAで伸ばしていくためにはどのような取り組みをしたらいいか知りたい」という施設様に向けてまとめた記事がありますので、ぜひご覧ください。

OTAに掲載するホテル・旅館の概要や画像、宿泊プランなどは、旅行客が予約をするかしないかを判断するポイントなので、常に市場のニーズを把握することが大切です。

これからの観光市場に求められる情報をおさえておくことで、マーケティング戦略を立てやすく、時代や環境の変化があっても集客し続けることにつながりますが、市場の動向を把握することは難しく感じてしまいますよね。

全国のホテル・旅館でマーケティング支援をしているmicadoでは、マーケティング戦略に必要なポイントを解説しています。これまで培ってきた経験やノウハウをeBook(電子書籍)で一部無料で公開しているので、今すぐダウンロードして参考にしてみてください。

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