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インバウンド需要が急速に回復しているなか、これまで海外OTAに力を入れていなかった施設様では、慌てて取り組んでいるのではないでしょうか?
国内OTAと仕組みがかなり違うため、国内OTAと海外OTAでは別の考え方でマーケティング戦略を考える必要があります。
そこで今回は、20年間というさまざまな時代の変化の中で、揺るがないOTA(Online Travel Agent)の薄れつつある集客力について解説していきます。
さらに、OTAの手数料を削減し、これからホテル・旅館が取り入れるべき戦略についても触れているので、運営の指針を変えようとしている施設は、ぜひお役立てください!
従来からメインチャネルとして活用されているOTAでは、宿泊プランを販売するだけでなく、売上分析ができる機能や新規顧客・リピーターに販売促進をかけられる機能があります。
こちらに関しては当然のように皆様ご存知でしょう。しかし、従業員のリソースやOTA内でかけられる予算によっては、満足に運用できていない施設は少なくありません。
季節ごとの宿泊需要、地域イベントによる宿泊需要の増加、ターゲット層ごとの訴求など、それぞれの施設に一致する条件で販促をかけることで、2倍,3倍以上の費用対効果が期待できます。
最適なタイミングに最適なOTA内の有料広告を打ち出せば、投資利益率は5~8倍という結果になることもあり、OTAの販促機能は侮れません。もちろん入念な分析をもとに行なっているので、まずはこれまでの販売実績を分析し、「どうして〇〇のプランが売れたのか」という方程式を導き出す必要があります。
常に新しい販促機能が追加され、OTAの担当者からも営業をかけられるかと思いますが、新しい施策を試す前に、これまで上手く活用できていなかった施策をもう一度見直しみてはいかがでしょうか?
【販促に活用できるOTAのおすすめ機能3選】
1. 楽天トラベル・じゃらんのOTA有料広告
2. 国内OTAの特集・キャンペーン参画
3. 各OTA上でのユーザーポイント還元
地域の稼働率はかなり高いのに、自社の売上は落ちている時期があった! というご経験はないでしょうか?
一部の施設が占めている…という噂もありますよね。ある日、各OTAのマーケットマネージャーに話を伺ったときに、施設名は出せないものの、一部の施設が地域の稼働率を引っ張っていると聞いたことがあります。
地域周辺の施設数が少なかったり、大きい施設が多くある地域などでは、こういった数字上による見掛け倒しが起きてしまっています。
部屋数が少ないホテル・旅館は、OTA内での掲載順位を上げることが難しいですよね。OTAの検索順位が決まるロジックとして、予約数(売上)がとても重要ですが、販促機能を使って積極的に販促をしているかどうかもOTAによっては重要な指標の一つとなっています。
そもそも、各OTAが予約数に対する手数料や広告費などで収益を上げている仕組みを考えれば、売上を上げようと頑張っている施設をサポートするのも納得ですよね。
だからと言って、やみくもに各OTAの販促機能を活用しても売上が確実に上がる訳ではないので、自社にあった施策を見極める力が必要となります。どのOTAを活用していくべきかについては、こちらの記事でもっと詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。
さて、こちらでは公式サイト内での予約獲得について解説いたします。mint(micado hint)では、ホテル・旅館が直販を増やす方法について年間150記事以上も発信してきました。
実際に、得意とするデジタルマーケティングを駆使して、直接予約数の増加を実現しており、施設規模にもよりますが、毎月OTAに支払う手数料を数百万近く削減することに成功しています。そんな我々だからこそ皆様にお伝えできることは、公式サイト内の集客力向上には、無限大の可能性があります。
OTAと違って掲載できる情報量に制限はなく、配置できる画像やテキストは自身で自由自在にアレンジができます。創意工夫によって、公式サイトに訪れるユーザーに記憶してもらうことができるだけでなく、予約がされやすいデザインを見つけ出すことができれば、公式サイトからの予約が増えてOTAの手数料を大幅に削減することができるのです。
関連記事:結局公式サイトとOTAのどっちが重要なの?効率良く直接予約を増やす方法
公式サイトからの予約を増やすポイントとしては、「掛け合わせ」が重要です。公式サイトの画像やテキストを変えるだけでも成果は出るのですが、公式サイトの可能性を最大限に引き出すためには、「公式サイト×SNS」や「公式サイト×デジタル広告」、「公式サイト×コンテンツマーケティング」など、デジタルマーケティング施策との掛け合わせが必要です。
競合施設と差別化をするためには、多方面での見せ方やさまざまな媒体の活用をしなければなりません。その中でも、ターゲット設定を間違えてしまうと、目標値の達成率が下がってしまいます。
毎月・年間ごとのOTA手数料を20%,10%でも削減できれば、新しい施策を次々に打つことができるので、ぜひ脱OTAを目指してみてはいかがでしょうか?
今回は、OTAの手数料を削減する方法や仕組みについてご紹介しました。インバウンド需要に対応して予約を獲得するため、今後は国内外の客を棲み分けたマーケティング施策が欠かせません。現在はインバウンド需要も高いですが、この需要がいつまで続くかも分からないため、最新の宿泊動向をもとにマーケティング戦略を立てていきましょう。
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また、これまで数々の宿泊施設様のOTA手数料を削減し、売上を改善してきた弊社だからこそお届けできるノウハウを無料のEbookにてまとめておりますので、ぜひダウンロードして日々のマーケティング活動にお役立てください。