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2023.11.21
2020.09.03
ホテルマーケティングの領域を超えて、デジタルマーケティングを駆使することが集客力の向上に繋がることはわかっているけど、実際に取り組むとわかりづらい… 。という施設も少なくないでしょう。
今回は、本当は教えたくない内容でもある「公式サイトの予約率を上げるマイクロコピー」について書いております。
今までマイクロコピーを意識してこなかったホテルや旅館が実践すれば、確実に成果が出ると断言できる施策です。
当然やり方を間違えると効果は期待できませんので、マイクロコピーを取り組むにあたって注意するべきポイントもご紹介していきます。
普段から”マイクロコピー”という言葉を聞き慣れている方は少ないのではないでしょうか?
マイクロコピーとは、Webサイトの中でも細かい部分のコピーライティングのことを指し、Web上でのユーザー体験を向上するために重要な役割を持っています。
ホテルや旅館の公式サイトで例えると、予約エンジンに移る宿泊プランのボタンだったり、サイトから電話やメールでお問い合わせするときのクリックボタンなどですね。
このマイクロコピーを軽視するWebマーケターが多く、ホテルや旅館の公式サイトは一見おしゃれなデザインでも、ブランドやサイト全体に与える印象が薄い施設が多いと感じることはないでしょうか?
それは施設情報の打ち出し方や各ページに掲載している施設写真だったり、さまざまな要因によって、ブランドの印象は異なります。
ホテルや旅館では、公式サイトをWeb制作会社さんに全て任せていたり、公式サイトからの予約数は気にしていても、予約を増やすための対策をしていない施設って多いですよね。
今の時代はデジタル社会なので、ホテルや旅館はWeb上でのブランド構築は大切で、マイクロキャッチコピーを重視することが重要です。また、コピーライティングとは違って、作業の時間もかからないため、手軽にテストを繰り返せるのが特徴と言えるポイントです。
冒頭でもお伝えした通り、マイクロキャッチコピーを重視する人が少ないので、他社に気付かれにくく真似されにくいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
続いて、公式サイトで効果的なマイクロコピーの一例をご紹介します。
”アメリカ大統領選挙でのオバマ陣営のキャンペーンサイト”で、メールマガジンの購読者が増えれば結果的に寄付金が増えるため、メルマガ購読ページを改善した有名な事例でございます。
メルマガ購読ボタンの “Sign up(購読する)” を “Learn more(もっと知る)” に変えたことでボタンのクリック率が18%向上し、さらにアイキャッチ画像などの変更も組み合わせて最終的に40.6%も改善しました。たった2単語の変更により、同じ広告費で6000万ドルも追加の寄付金を獲得した。
「購読する」というボタンだと躊躇してしまいますが、「もっと知る」であればクリックへのハードルを下げやすくする方法です。
ユーザーに懸念されないような言葉を選定し、ユーザ〜が迷うような要素を取り除くことが、マイクロコピーの重要な役割となり、誘導の手段を変えることで無駄なお問い合わせなどを減らすことができるので、企業側の負担にも繋がります。
ホテルや旅館の公式サイトは似たり寄ったりのデザインや特徴が多かったりもするので、マイクロコピーの部分は、特に繊細にならないと予約率の増加が見込めない可能性もあります。
ユーザーが迷いそうな箇所でテキストを配置や目立ちやすいボタンの配色にしたり、ユーザーの行動を後押しするためのポイントを4つご紹介します。
ホテルや旅館の公式サイトに閲覧した新規ユーザーは、トップページを見た段階で”予約したい”かが決まるのはご存知でしょうか?
施設の興味・関心度合いを高めるために、施設の情報を網羅させることが重要です。お部屋・お料理・お風呂ページへの遷移率を上げるために、文言の見直しや改善を行い、クリック率の高いテキストを設置しましょう。
例)
「詳細を見る」→「お部屋の特徴を見る」
「詳細を見る」→「〇〇ホテルをもっと知る」…など
注目しやすいボタンとは、サイトを回遊しているときに、”その要素がクリックボタンなのか”と判断しやすいかが重要です。
ボタンの配色を変えたり、ボタンを配置する場所を変えることで、ユーザーから認知されやすくなるのでクリック率が上がります。
根拠としては、スマホやパソコンで情報収集をするときの”サイトの背景色に対して目立ちやすい配色”や”ユーザーの目線の動き”は決まっているので、Web上で起こる行動を踏まえた対策が欠かせません。
公式サイトから予約エンジンへのクリック率を上げることで、予約獲得率の向上に比例するケースもあります。
こちらは、公式サイトのトップページから予約エンジンに遷移させれば予約に繋がりやすいわけではなく、ユーザーが情報収集を行ってから、予約エンジンに遷移させる銅線を組み立てることが重要です。
その時の予約エンジンへ遷移するクリックボタンの文言が重要視され、「予約する」というボタンをよく見かけますが、「宿泊プランを見る」「おすすめの宿泊プランを探す」など、ユーザーが”見てみたい”と思うようなテキストの設置がクリック率を向上させます。
最後に、”予約フォームの長さを調整する”についてご紹介します。
Web上で商品・サービスの購入でよくある話ですが、購入時の予約フォームでの記入する情報が多いと、離脱するユーザーが増えるのはご存知でしょうか?
本当に必要な情報のみ記入してもらうコンパクトなフォームにすることで、Web上での販売を促進することが可能です。
ホテルや旅館の公式サイトは、OTAで予約するくらいスムーズに行える仕様にすることで、予約獲得率の向上が目指せます。
今回ご紹介したホテルや旅館のマイクロコピーの事例は一部ではございますが、諦めかけていた直接予約の獲得を改善することは十分にできるということです。
これを機に、OTAだけに頼るのではなく、公式サイトで予約を増やす施策も取り組んでみてはいかがでしょうか。
ホテルや旅館の公式サイトでのマイクロコピーの重要性はいかがでしたでしょうか?
リニューアルのように大きな変更をせずとも、手軽に取り組めるので、小規模の施設や人手が足りていない施設は自社のみでも行うことができます。
しかし、マイクロコピーの効果検証をするにあたって、ユーザーの行動分析をする必要があり、Google Analyticsの導入が必要です。
公式サイトにGoogle Analyticsを繋ぐことで、何を知れるかが気になる方は、予約検討熟度を上げるために。ホテルの予約を増やす分析ツールとは?をご覧ください。
より効率的に検証を行い、最短で結果を出すためには、マイクロコピーの効果検証の前に、Google Analyticsの導入が必須です。まだ導入をしていない施設さんがいらっしゃいましたら、早速やられてみてはいかがでしょうか?
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