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2023.11.21
2022.08.12
近年では以前よりも多くの企業がInstagram(インスタグラム)を活用し、新たな顧客を獲得したり、現在の顧客をファン化する動きが見られます。
特に、ファッション業界や美容業界でも活発に使われているInstagramですが、実はそれ以上に旅行・観光業界はInstagramを活用しやすい業界だと言われています。
一番のポイントは、Instagramは無料で始められるということです。
Instagramのユーザーは年齢層が幅広く、他のSNSと比べて画像・動画の重要性が高いため、日本語がわからなくてもイメージを持ってもらえるという特徴を最大限に活かしています。さらに、ハッシュタグ・位置情報検索が使いやすく、旅行の行き先をInstagramで検索する現代では最適だからです。
行動に移すまでに検討期間の長い観光業は、SNSを活用して潜在顧客とのつながりを持ち、興味関心や好感度を高めていくことが、観光客を増やすきっかけとなります。
SNS上で行うキャンペーンは数多くありますが、今回は、代表的で話題性のある事例を5つピックアップしました。
下の表に記載したメリット・特徴を参考に読み進めてください。
いいね・フォロー | コメント・フォロー | ハッシュタグ投稿・フォロー・メンション | |
ターゲット | 新規 | 新規・既存 | 既存 |
ハードル | 低 | 中 | 高 |
フォロワー獲得 | 多 | 中 | 少 |
フォロワーの質 | 低 | 中 | 高 |
UGC獲得獲得 | 中 | ○ | |
施策における負担 | 中 | 中 | 高 |
①いいね&フォロー:該当アカウントをフォローし、投稿に「いいね」をするだけなので参加ハードルも低く、多くのユーザーに参加してもらえる可能性があることもメリットの一つです。
また、キャンペーン投稿を宣伝するためにInstagram広告をかけると、フォロワーではないユーザーにも届き流入が増すため、より効果的なキャンペーンになります。
②コメント&フォロー:キャンペーンを通じてユーザーと関わるきっかけの場所を作れるため、効率的にエンゲージメント率を高められます。
投稿へのコメントやいいね、保存などのエンゲージメント(反応)は、Instagramアカウントの育成において必須です。投稿に対するエンゲージメント率が向上するほど、Instagramのアルゴリズムから質の高いアカウントと見なされ、リーチやインプレッション数の増加が期待できます。
③フォトキャンペーン:観光地をメインとした写真コンテストを実施することで、観光地に関するクオリティの高い魅力的な写真がInstagramに数多く投稿してもらえる(UGCを獲得できる)
消費者がInstagramで旅行先を調べる際、魅力的な写真が多いことで観光地アピールができ集客に大きく貢献してくれます。
④アンバサダーキャンペーン:企業の製品が好きで熱量のあるユーザーによる口コミ効果を狙うPR手法です。自社製品に対して思い入れが強く熱量のあるユーザーを探しマーケティングに活用する上でも、SNSを使った「アンバサダーマーケティング」はとても効率的な方法だといえます。
⑤地方自治体のキャンペーン:キャンペーン自体SNSを活用している訳ではありませんが、SNSで旅行の情報発信をしているメディア系インフルエンサーを活用することで、話題性のあるキャンペーンになる可能性は高くなります。
成功事例としては、「もっと東京」 や「もっと地元で愉しもう!とやま観光キャンペーン」 があります。
キャンペーン実施の手順については「08の記事」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
Instagramでキャンペーンを行う上で、運用担当者はコミュニティガイドラインを把握しておかなければいけません。注意すべき点については、「08の記事」で解説していますので、併せてご覧ください。
また、ガイドラインだけでなく、”応募条件のハードル”という観点でも、注意しておく必要があります。
Instagramキャンペーンの応募条件のハードルが高すぎると、誰からも応募されない状態に陥る可能性があります。
特別な例外がない限りは、誰でもキャンペーンに応募しやすい条件に設定しましょう。
今回は、「観光・ホテル業界を盛り上げるキャンペーンまとめ」を解説しましたが、いかがだったでしょうか。
Instagramのメリットを最大限に活かしつつ、キャンペーンの目的を明確にし、適切な方法で集客アップを狙いましょう。
キャンペーン施策以外にSNS運用の方法についても、micadoのノウハウや成功事例を紹介しておりますので、是非ご覧ください!