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国内OTAの中で最もユニークユーザー数が多いと言われるじゃらんですが、今読まれている皆様であればご存じのように、たくさんのコンテンツが充実しています。主な集客源となるOTAですが、主要国内OTAの1つに入っているのではないでしょうか?
本記事ではタイトルにあるように、じゃらんの手数料が他OTAよりも良心的であることと、予約増加におけるメリットとデメリットを解説していきます。全国のホテル・旅館さまのOTA運用コンサルティングを行うmicadoならではの視点や解説を最後までご覧ください。
じゃらんの手数料は1名と2名以上でそれぞれ分かれています。1名利用は6〜8%〜・2名以上の利用は8〜10%、カード決済手数料は1件につき1.5%と、決済方法によっては他OTAよりも1%以上も安くなるのです。
皆さまもご存じのように、ホテル・旅館における1%の手数料はかなり大きな差を生むので、他OTAよりもじゃらんでの予約数が増えることは、利益面でもみてもヘルシーだと言えます。さらに、我々がじゃらんの手数料が良心的だと語る他の理由は、販促手数料が安い! ということです。
じゃらん販売促進システムの中には、主にクーポン・ポイント・広告の3種類がございます。楽天トラベルや一休.comよりも手数料が膨らまない理由は、付与できるポイントが最大10%だから…というのが一つです。
楽天トラベルはポイント20倍、一休.comはポイント40%まで付与できるので、予約促進をする上で競合施設を意識するようになると、キャンペーンで付与するポイント倍率が上がっていき、どんどん手数料も増えていきますよね。
一方、じゃらんではポイント付与が10%とかなり弱い…という印象を持ってしまいますが、クーポンや広告もあるので、しっかりと料金調整をしている施設さまであれば、さほど問題にならないでしょう。
じゃらんは広告種類が豊富なので、運用がうまいホテル・旅館さまでは、費用対効果が爆上がりしているので、皆さまもいろいろと試してみてください。
もちろん注力するOTAによって販促手数料は大きく変動しますが、全国の数百軒以上のホテル・旅館のOTAコンサルティングをした経験をもとにした発言ですので、90%以上は偽りのない話です。
<じゃらん手数料が良心的な3つの理由>
①他OTAと比較しても販促手数料が安い
②ポイント付与が最大10%まで
③広告が豊富なので運用次第で費用対UP!
じゃらんの手数料が良心的な理由がわかったので、続いては「じゃらんで集客をする上で知っておきたいメリット・デメリット」をご紹介していきます。一部のホテル・旅館さまには当てはまらない内容もあるかもしれないので、予めご了承くださいませ…。
OTA集客に頑張って取り組む担当者さまや、じゃらんでの予約底上げを目指している方は必見です!
前述でもお伝えしたように、じゃらんは国内OTAの中でユーザー数が最も多い…ということですが、昔からある媒体でテレビCMでもよく見かけることから、全国でも愛用するユーザーがたくさんいます。若年層から高齢層までの幅広いユーザーが利用しており、90年代から紙媒体でも発行されていたりと、特に40代以上にとっては、一番親和性があるOTAなのではないでしょうか?
幅広いユーザーが利用しているため、さまざまな目的で宿泊が検討されており、運用次第で多くの接点をつくることが可能です。「いつ・だれが・どこ」で検索するかでユーザー属性は異なりますが、施設のターゲットに合わせた販促を行うことで、集客が期待できます。
じゃらんの特徴としては、どれを選択するか迷ってしまうくらいのコンテンツがあることです。普通のWebサイトであれば簡単に離脱されてしまいますが、じゃらんの知名度と宿泊予約サイトであることを踏まえれば、許されてしまうのでしょうか…。
特集や広告は覚えきれないくらいあり、それぞれでターゲットや目的は明確に分かれているので、何をゴールとして取り組むかで選択は変わってくるでしょう。
また、じゃらんで積極的に販促を行うことで、どんな企画であればターゲットに刺さりやすいのかや、じゃらんからはどんなユーザーが予約してもらえるのかを検証でき、宿泊プランの企画にも役立てることができます。
積極的に取り組む施設とアクションを起こさない施設では、アクセス数や予約数、予約転換率に大きな差があるので、何も試していないホテル・旅館さまは、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
じゃらんは掲載ロジックを公開していて、どういった指標が重要視されているかも明確になっているので、他OTAよりも成果が出やすい特徴があります。
さまざまな施設様のじゃらんを見てきて言えることは、上記の図にも記載されているように、クチコミ評点とPV数(閲覧数)が掲載順位に大きく影響しているポイントだと言えます。
実際に、多くのホテル・旅館で分析してわかったことは、PV数が同エリアの他施設よりも多ければ、クチコミ点数が若干低くても上位掲載を確立できるということです。
先ほども触れたように、じゃらんではさまざまな特集や広告で販促ができるので、とにかく露出を増やせば掲載順位も上がって売上が伸びると思って行う施設様もいるのですが、やみくもに行っても手数料が増えるだけで、結果が出る可能性は低くなってしまいます。
費用対効果を高めた運用を行うためには、ターゲットを整理したり、これまでの売上を分析したり、特集や広告に投資した際の結果を分析するなど、効果検証を徹底して分析を行いましょう。
また、あまり効果がないと思われているのですが、じゃらんだけの機能でもある宿ログは、継続して更新ができれば掲載順位に良い影響があります。投稿するネタがなかったり、やってみたけど効果が感じられなかったという施設様が多いかと思いますが、コンテンツマーケティングのように時間がかかるという理解を持って取り組めば、そのうちに効果が見えてくるので、長期的に取り組みましょう。
じゃらんは運用方法さえ間違えなければ、今の実績よりもグッと伸ばすことができるので、最近思うような成果が出ない…という施設様は、ぜひ試してみてください。
<じゃらん集客のメリット>
①若年層から高齢層までの幅広いユーザー層がいる
②豊富なテーマの特集・広告で費用対効果UP
③頑張ることで表示順位を伸ばせる掲載ロジック
じゃらんのデメリットは、メリットほど濃いものではございません。結論から言わせていただくと、「登録施設数が多いので、エリア内の掲載順位を上位に持ってくるまで時間がかかる」ことです。
特に施設数の多いエリアは掲載順位の上げ下げが激しく、クチコミ点数が0.1低くなるだけでも表示順位が10位以上下がる場合もございます。
また、特集や広告の種類が多いことが運用の難しさに繋がっているのでしょうか?管理画面でも取得できるデータが少ないので、営業担当者のサポートや情報共有がないと、伸びづらい点もあるでしょう。
じゃらん以外にも言えることですが、OTAは掲載順位が売上に比例するといっても過言ではございません。競合施設に勝つためには、掲載順位を上げるための戦略的な運用が求められるので、当記事をキッカケにじゃらん運用の見直しをしてみてください。
じゃらん手数料と集客のおけるメリット・デメリットについてはいかがでしたでしょうか?今も多くのホテル・旅館で、OTAの売上アップに効率的に取り組めていません。「インバウンド需要も回復しているので、戦略的なOTA運用をせずとも予約が入ってくる…」という考えでは、宿泊需要が低い時期や目標売上を達成できない月が続いてしいまいます。
宿泊情勢の変化は続き、予約するユーザーの基準なども変わっていくことが予想されるなかで、将来を見据えて体制を見直しみてはいかがでしょうか?
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