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D.A.S.H 予約実績レポート

2026.03.31

2026.03.31

【D.A.S.H 予約実績レポート|2026年02月】前年同月比で見る足元の予約動向と先行きの示唆

本記事は、当社が提供するサービスを通じて取得した匿名化済みの宿泊実績データをもとに作成しています。
本データは市場全体の動向を網羅するものではありません。
個別の施設・事業者が特定されないよう、統計的に加工・集計しています。
本記事の内容は情報提供を目的としたものであり、
本データを用いた意思決定によって生じたいかなる損害についても、
当社は責任を負いかねます。


① サマリー

現時点における2026年2月の予約状況は、以下の3点に要約されます。なお、本数値は現時点での予約実績に基づく未確定データであり、最終的な宿泊実績とは異なる可能性がある点にご留意ください。

  • 高単価帯への大幅なシフト: 室単価30,001円〜50,000円のシェアが31.14%(前年10.43%)へと拡大しており、強気な価格設定が浸透していると見られます 。
  • 海外OTAの影響力拡大: Expediaの構成比が29.56%に達し、前年の主要チャネルであった楽天トラベル(17.68%)を大きく上回る勢いを見せています 。
  • 複数名利用の定着: 2名利用の構成比が43.29%(前年26.42%)と躍進しており、レジャー需要による予約確保が先行している可能性があります 。


② 現時点の予約実績(前年同月比)

足元の予約水準は以下の通り推移しています。

  • 販売室数: 現時点での予約ペースは、前年同月と比較しても一定の水準を維持していると推察されます 。
  • 宿泊人数: 2名利用が43.29%(前年26.42%)、4名利用が18.94%(前年6.67%)と、グループ・ファミリー層の予約が目立ちます 。
  • 泊数シェア: 1泊のシェアが59.21%(前年50.03%)へと上昇しており、短期滞在の予約が主流となる傾向が見られます 。
  • 室単価: 10,000円未満の低価格帯が9.46%(前年30.71%)まで縮小し、高価格帯への移行が顕著です 。


③ 指標別分析

各指標における現時点での傾向は以下の通りです。

販売室数(前年同月比)

主要OTAを通じた予約獲得が活発であり、現時点では底堅い需要が確認されます 。

日別ごとの販売室数

特定の日付に予約が集中する傾向があり、在庫の充足状況には日ごとのバラつきが見られる可能性があります 。

宿泊人数(前年同月比)

1名予約(18.98%)に比べ、2名以上の複数名予約(計約80%以上)が圧倒的であり、レジャー色の強い予約構造となっています 。

泊数シェア(前年同月比)

1泊予約の比率が拡大する一方で、2泊(20.17%)や3泊(8.98%)のシェアは前年を下回るペースで推移しています 。

室単価(前年同月比)

30,001円以上の高価格帯が計45%以上を占めており、販売単価の大幅な上昇傾向が続いています 。


④ 主要OTA分析(前年同月比)

チャネル別の構成比には以下の大きな変化が見られます。

  • 海外OTAの台頭: Expedia(29.51%)とAgoda(25.18%)の2社で過半数のシェアを占めており、インバウンドチャネルへの依存度が急速に高まっています 。
  • 国内OTAの推移: 楽天トラベル(17.7%)や一休.com(10.13%)は、海外OTAの伸長に押される形で相対的なシェアを下げている傾向にあります 。


⑤ 地方別シェア分析(前年同月比)

エリアごとの予約構成比は以下の通りです。

  • 関東: 32.14%(前年25.57%)とシェアを伸ばし、最も予約が集中しているエリアとなっています 。
  • 近畿: 27.43%(前年29.93%)と微減ながらも、引き続き高い構成比を維持しています 。
  • 中部・九州: 中部は17.37%と前年(15.38%)から拡大傾向にありますが、九州(7.93%)などは前年比でやや勢いが鈍化している可能性があります 。


⑥ 国別シェア分析(前年同月比)

インバウンド予約の足元動向は以下の通りです。

  • 上位3カ国: 台湾(22.08%)、香港(15.97%)、アメリカ(15.87%)からの予約が中心となっています 。
  • 構成の変化: タイ(12.72%)やオーストラリア(12.61%)のシェアが前年より上昇しており、東南アジアやオセアニア圏からの先行予約が活発化していると見られます 。


⑦ リードタイム分析(前年同月比)

予約から宿泊までの期間には、以下の傾向が見られます。

  • 長期化の定着: 31〜60日前(22.69%)が最多層となり、61〜90日前(15.36%)も前年水準を上回るなど、早期予約が先行しています 。
  • 直前予約の減少: 0〜3日前(10.19%)の構成比は前年(12.54%)から低下しており、直前での空室確保が難しくなっている可能性があります 。
  • 需給判断: 早期に高単価で在庫が埋まる傾向にあり、直前期の在庫調整による収益最大化の難易度が高まっていると推察されます。


⑧ 総括(現状整理)

現時点での予約状況は、「海外OTA経由のインバウンド層が、高単価かつ複数名利用の早期予約を牽引している状態」と言えます。需要の質が大きく変容しており、販売戦略の前提が昨年とは異なる点に留意しつつ、今後のキャンセル動向を注視する必要があります。


micadoコンサルタントの考察

2026年2月の予約実績は、前年同月比で「高単価化」「海外OTA主導」「複数名利用の増加」が同時に進んでおり、予約の“数”というより顧客の“質”が切り替わっていることが最大のポイントです。室単価30,001〜50,000円帯の構成比が大きく伸び、低価格帯が縮小していることから、強気な価格設定が成立しやすい局面に入っていると考えられます。

一方で、チャネル構造はExpedia・Agodaなど海外OTAの比率が過半に達しており、前年の主要チャネルだった国内OTAから主戦場が移りつつあります。これは集客力の追い風である反面、為替・国別需要・キャンセル動向など外部要因の影響も受けやすく、最終着地のブレが大きくなる点には注意が必要です。

また、2名・4名利用の増加と1泊比率の上昇から、レジャー色の強い短期滞在が先行している可能性が高いです。加えてリードタイムは31〜60日前が最多となり直前予約が減少しているため、直前の価格調整で取りにいく運用よりも、早期の段階で「適正単価で入れる商品・条件・在庫配分」を設計できるかが成果を分ける局面といえます。

総じて現時点では、インバウンド需要が高単価・複数名・早期予約で市場を牽引している状態です。今後は、海外OTA・高単価帯のキャンセル/取り直しの増減を注視しながら、予約の強さがそのまま宿泊実績(売上・利益)に結びつくかを継続的に見極める必要があります。


株式会社micadoについて

「昨日の成功法が、今日は通用しない」。 本レポートで市場の激しい変化をご覧いただいた通り、 今の宿泊業界において「勘や経験」だけに頼る経営は、 あまりにリスクが高いと言わざるを得ません。

株式会社micadoは、約10億のデータを処理する独自開発のAI・分析システムと、 700社以上のWebサイト分析実績を基盤に、 「最も成功確率が高く、再現性のあるマーケティング」を追求する専門家集団です。

私たちが一般的なコンサルタントと異なるのは、圧倒的なデータ量だけではありません。 机上の空論を排し、貴社のスタッフの一員として現場に入り込む 「超・実践型」の並走支援を徹底。 戦略立案から日々の泥臭い施策実行までを共に担うことで、 「3ヶ月以内に96%の確率で売上改善」という確かな実績を積み重ねてきました。

第三者の客観性と、当事者の熱量を併せ持つパートナーとして、 不確実な市場を勝ち抜くための「確実な一手」を提供いたします。

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