
4月下旬ごろから、GoToトラベル再開の期待も高まり、新しいPR活動にチャレンジしたい方も多いのではないでしょうか。
ホテルの認知度を高めつつ、新しい宿泊者を集客するためには、今から準備しておくことが重要になってきます!
そこで今回は、低コストでも効果が期待できるおすすめのPR方法をご紹介します。
SNS集客法や今話題のインフルエンサーマーケティングについても詳しく紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください!
ホテル・旅館が知っておくべき広告の種類と戦略
広告は、マーケティング手法の中の一つであり、広告とマーケティングは同じものではありません。
マーケティングでは差別化ができる宿泊プランの造成、キャンペーンやイベントなどの企画などの戦略策定、広告の結果測定など、販売に関する動きを全て管理します。
一方、広告とはマーケティング戦略の中に組み込まれるうちの一つの宣伝戦略であり、販売における情報活動の一環です。
では、広告のメリットは一体何なのでしょうか。それは、発信する内容や時期をコントロールできる点と、ターゲット層へ広告が出稿できることです。そのため、確度の高いユーザーに直接訴求し、より効果的な集客が可能になります。
広告の種類
①マス広告・・・テレビ、新聞、雑誌、ラジオ
②WEB広告・・・リスティング広告、ディスプレイ広告、リターゲティング広告など
③SNS広告・・・Instagram、Twitter、TikTok、Facebook、LINE
特に、今必要とされているのは、②WEB広告です。
注目されている特徴としては、「効果測定」「コストダウン」「行動促進」「ターゲティング性」などに優れているからです。
しかし、広告は2023年には、第三者が発行するURL、サードパーティークッキーの廃止があるため、顧客の興味関心に寄り添った広告を出稿できず、クリック単価が高くなることも予想されます。
それぞれのWEB広告に用いられるメディアによって、プロモーションできるターゲットの属性や地域などは大きく変わるので、訴求したい層を明確にすることで、高い費用対効果が実現できます。
さらに、WEBメディアの活用で効果的なプロモーションを行えるので、それぞれのホテルや旅館に適切なメディアを選ぶことが重要です。詳しくは、ホテル・旅館のプロモーション戦略とは?広告やメディア出稿で知るべきポイントを解説! で解説しているので、ぜひ読んでみてください!
ホテル・旅館のPRにはSNS活用で差をつける!
先述した、クッキー廃止によるクリック単価の高騰における問題解決には、
近年消費者行動に大きな影響を与えていると言われているSNS活用が必要です。
SNSを活用するメリット
1.認知拡大→購入→ファン化まで貢献できる媒体である
2.SNS時代の購買サイクル「ULSSAS」で持続的な効果が見込める
3.少ない広告費用で始められる
「ULSSAS」とは?
SNSが登場してから、ユーザーは以前にも増してSNSを使って口コミやレビューなどを積極的に配信するようになりました。この「ユーザー投稿コンテンツ」をマーケティング戦略に活用していくための考え方が、ULSSASという行動購買プロセスです。
SNSといってもさまざまありますが、「ULSSAS」サイクルをうまく活用できるのが、Instagramです。
Instagramでは、顧客獲得・認知拡大・口コミ拡大・コミュニティ形成などの効果が得られ、商品、サービスの認知拡大が見込めます。
SNSマーケテティングの手法や種類については、ホテル・旅館必見!SNSマーケティングで認知度を上げる方法 で解説をしているので、参考にしてみてください!
続いて、SNSマーケティングの中でも、最近特に影響力が大きい”インフルエンサーマーケティング”について、みていきましょう!
影響力のあるインフルエンサーを見つけて依頼しよう
最近はPRの中でも、インフルエンサーマーケティングという言葉をよく耳にする方も多いのではないでしょうか?なぜ、インフルエンサーマーケティングが注目されているか、メリットやPR手法について詳しく説明していきます。
インフルエンサーマーケティングって何?
インフルエンサーマーケティングとは、Instagram、YouTube、Twitter、TikTokなど、主にSNS上で多くのファンを抱える「インフルエンサー」に自社商品やサービスを宣伝してもらい、口コミ効果を生むマーケティング手法の一つです。
そもそも、なぜインフルエンサーマーケティングが注目されているのでしょうか?
その理由は、Stacklaの研究によると自社の発信より、一般のお客樣のクチコミ(UGC)による購買の影響が大きくなっているからです。
旅行の計画を立てる際、「実際の旅行者によるSNS投稿」が最も影響力を及ぼすコンテンツだと60%の人々が感じているのに対し、「旅行サイトに掲載するプロによる写真」の23%という結果が出ています。
さらに、企業からの発信ではなく、消費者目線に近いインフルエンサーに宣伝してもらうことで、購買意欲を促進することが可能になります。Stacklaの研究によると自社の発信より、一般のお客様のクチコミ(UGC)による購買の影響が大きくなっているから
従来のマーケティング手法との”違い”と”メリット”
・情報を届ける相手をターゲティングしやすい
・生活感を演出しやすいので一般的な広告よりも広告臭が少なく受け入れられやすい
・SNSを通して口コミによる拡散が期待できる
・データを取得できるので効果計測がしやすい
といった特徴があります。
旅行する際に、どのポイントが決め手となって予約したのか、ブラックボックス化しているのが現状です。一方で、インフルエンサーを活用した施策を打つと、予約数の増加したタイミングが明確になります。
インフルエンサーマーケティングの流れと費用
インフルエンサーマーケティングの流れと費用について、下の図を用いて説明します。
1.DM(ダイレクトメッセージ)送信
2.無料招待
3.フィード投稿、リールズ投稿、ストーリーズ投稿
初めに、起用したいインフルエンサーにDM(ダイレクトメッセージ)を送信します。ホテルや旅館が行う施策の例として、「宿泊体験」が多いです。その場合、メッセージの内容に「無料招待」の旨を記載します。宿泊体験していただいた後に、インフルエンサーのアカウントでフィード投稿、リールズ投稿、ストーリーズ投稿などをしてもらいます。以上が、インフルエンサーマーケティングの一連の流れになります。
「宿泊体験」を実施した場合、例えば、1フォロワー当たり2円で5万人のフォロワーがいるインフルエンサーを3人起用すると、合計で30万円。さらに、交通費・宿泊費の他、アクティビティなどのオプションをつけると合計は、おおよそ30〜40万円になります。※起用するインフルエンサーや企画内容によって、金額は変動します。
その前にインフルエンサー施策を行ったとしても成果が最大化されないケースが多々あります。
それはアカウントを適切な運用をされていない場合です。
そのような事態にならないためには、こちらのeBookが参考になりますのでご参照ください。
ホテル・旅館向け!フォロワーが増えるInstagramはこうやって作る!
インフルエンサー起用にはこんな落とし穴が…
これまでインフルエンサー活用のメリットや影響力の大きさについてお伝えしましたが、
実は気をつけなければいけない”落とし穴”もあります。
下記条件に当てはまってしまうと成果が上がらないケースが非常に多いです。
①フェイクフォロワーが多い
実は、フォロワー数だけに注目して、インフルエンサーを選定してしまうのは大きな間違いです。
なぜなら、フォロワー数を増やすために、お金を払って獲得したフェイクフォロワーが存在するからです。そのため、アカウントは存在していても、非アクティブなため施策の効果が見込めません。
②本来訴求したい層のフォロワーがいない
ターゲット外のフォロワーが多くいるインフルエンサーを選定してしまうのも間違いです。
例えば、『女子旅』の企画を組んだとします。しかし、起用したインフルエンサーのフォロワーの多くが男性ファンの場合、そのインフルエンサーを用いて施策を行ったとしても、訴求したいターゲット層に届かないため、効果が出ません。
上記の企画の場合は、狙いたいターゲット層の女性が、フォロワーにいるインフルエンサーを起用することで、訴求したいターゲットに届き、効果が期待できます。
まとめ
今後のコロナ禍でも、新規の宿泊客・リピート顧客を増加させるためには、口コミを利用したSNSマーケティングや正しいインフルエンサーの選定をして、インフルエンサーマーケティングを活用することが、重要になっていることがわかります。
弊社では、集客に必要な広告からSNS運用、インフルエンサーのキャスティングまで、全般的なサポートをさせていただいております。
・Instagramの運用状況を理解したい
・どうすれば目標を達成できるか知りたい
・Instagram集客に悩んでいる
上記に当てはまる方は、無料でオンライン相談も行なっておりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!