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ROAS(Return On Advertising Spend)とは?

広告費1円あたりの売上額。広告の売上貢献度を測る代表的指標で、媒体ごとの費用対効果を比較する際に活用します。

ROAS(Return On Advertising Spend)とは、かけた広告費に対してどれだけの売上があったかを測る指標のことです。これは、特定の広告施策が売上につながっているかを評価し、広告費の回収率を確認するために最もよく使われます。

計算式は「広告からの売上 ÷ 広告費 × 100(%)」で算出され、数値が高いほどその広告が効率よく売上を生み出していると判断できます。

ホテル・観光業での具体的な活用事例としては、公式ウェブサイトへの集客のためにSNS広告を配信した場合が挙げられます。この広告に10万円の費用をかけ、結果として50万円分の宿泊予約の売上が得られた場合、ROASは500%(50万円 ÷ 10万円 × 100%)となります。この数字を他の広告や過去の実績と比較することで、どの広告に予算を集中すべきかを決定できます。

ROASを分析することで、費用対効果の低い広告を特定し、より予約に直結しやすいデジタル施策へと予算を振り替えることが可能になります。特に、外部のオンライン予約サイト(OTA)に支払う手数料を削減し、収益性の高い直販を強化する上で重要な指標です。

初心者が誤解しやすいポイントとして、ROASが高いからといって「必ず儲かっている」とは限らない点があります。ROASは「売上」を基準にしていますが、ホテル経営において最終的に重要なのは「利益」です。たとえば、ROASが150%でも、売上から原価や人件費などの経費を引いた「利益」がマイナスになっていれば、その広告施策は赤字を生んでいることになります。そのため、ROASだけでなく、利益ベースで見るROI(Return On Investment:投資対効果)という指標と合わせて判断することが大切です。

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