相談する

メニューを閉じる

ノウハウ

0

Favorite

ホテル集客に欠かせないInstagram。インフルエンサーを使って売上が◯倍増!?

ホテル・旅館の宿泊予約をするユーザーは、SNSを活用して施設を探す割合が増えているのはご存知でしょうか?

友人や家族がSNSでシェアした投稿は、実際に宿泊した感想が写真と一緒に見れるため、OTAの口コミよりも参考にされており、特にInstagramは宿泊時の体験が伝わりやすいSNSの一つでもあります。

そのため、ユーザーの投稿を活用してSNS運用することをおすすめしていますが、一般ユーザーの投稿を蓄積するためには中長期的な時間がかかり、運用方法も難しいのが現実です。

そこでインフルエンサーマーケティングを行えば、UGCを蓄積するSNS運用よりも簡単かつ時間がかからず効果が見込めます。最適なインフルエンサーを選ぶことができれば効果を最大限に高められるため、本記事ではインフルエンサーの選び方から、一連の流れ、メリット・デメリット、費用などを全てご紹介していきます。

Instagramからの集客を行いたい施設様や、Instagramをどうやって活用すればいいかお悩みのSNS担当者様はぜひ最後までご覧ください!

【ホテル業界】インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、Instagram、YouTube、Twitter、TikTokなど、主にSNS上で多くのファンを抱える「インフルエンサー」に自社商品やサービスを宣伝してもらい、口コミ効果を生むマーケティング手法の一つです。

そもそも、なぜインフルエンサーマーケティングが注目されているのでしょうか?それは、冒頭でも触れましたが、公式アカウントで発信する自社の発信より、一般のお客様がシェアする投稿(UGC)が購買に与える影響力が強いことがStacklaの研究によって分かっているからです。

SNSでの検索がしやすくなっていることも理由の一つで、InstagramでもGoogleのようにキーワードで検索できるようになってから、より一層Instagramで検索して旅行先やホテルを探す傾向が強くなりました。

従来のマーケティング手法とインフルエンサーマーケティングの違いは、下記のような点が挙げられます。

・情報を届ける相手をターゲティングしやすい
・生活感(リアルな声)を演出しやすいので、一般的な広告よりも広告臭が少なく受け入れられやすい
・SNSを通して口コミによる拡散が期待できる
・データを取得できるので効果計測がしやすい

何が決め手となって予約したのか明確にわかっていないのが現状ですが、インフルエンサーを活用した施策を打つと、予約数の増加したタイミングが明確になります。

また、「体験」を売るホテルは、言葉でなく写真や映像の方が施設の魅力が伝わりやすく、Instagramとの相性がとても良いと言われています。旅行系インフルエンサーが多くのフォロワーから支持を得ていることからも、Instagramとの相性の良さはお分かりいただけるのではないでしょうか?

では、実際にインフルエンサーを起用することでどのような影響があるのかについて、次章で詳しく解説していきたいと思います。

旅行系インフルエンサーの魅力・影響力は?

旅行系インフルエンサーの定義は、旅行に関する情報を発信していたり、プライベートで行った旅行をSNSに投稿することで多数のフォロワーを獲得している方のことを言います。

旅行に特化した投稿を行っているインフルエンサーであるほど、その投稿を見ているフォロワーや、その投稿がおすすめに表示されるユーザーは、旅行やホテルに興味関心があるため、プライベートの投稿だけでフォロワーを獲得しているインフルエンサーよりも影響力が見込めます。

株式会社トリドリの「旅行系で人気のインスタグラマー15名とマーケティングへの活用事例」によると、旅行の際に「Instagramの投稿を参考にする」と答えた人は46%という結果が出ており、これは近年、大手検索サイトを使用するよりも、インスタグラムでの検索の方が写真で瞬時に情報を受け取りやすいかつ、実際に宿泊した人が体験談を投稿しているため、信ぴょう性が高いと判断されることが理由として挙げられます。

ホテルが投稿する写真は、宣伝写真(=広告に使われる写真)を使っていることが多く、見栄えが良くなるように編集されているだろう、という消費者の思い込みも深く関わっており、実際に宿泊した人が撮った写真や感想は、口コミとして予約検討に関わる重要な要素の一つです。

旅行系インスタグラマーに宿泊してもらいSNSでの投稿をお願いしたりすることで、ホテルの公式アカウントで投稿するよりもインプレッション数(投稿を見た数)やリーチ数(投稿を見たユーザーの数)なども高い数字が期待でき、今までリーチすることのできなかったユーザーにまでホテルのことを知ってもらえるメリットがあります。

インフルエンサーマーケティングの流れと費用

それでは、インフルエンサーマーケティングの流れと費用について、説明していきます。

1. DM(ダイレクトメッセージ)送信
2. 無料招待
3. フィード投稿、リールズ投稿、ストーリーズ投稿

初めに、起用したいインフルエンサーにDM(ダイレクトメッセージ)を送信します。ホテルや旅館が行う施策の例として、「宿泊してもらう」ことが多いです。その場合、メッセージの内容に「無料招待」の旨を記載します。

宿泊体験していただいた後に、インフルエンサーのアカウントでフィード投稿、リールズ投稿、ストーリーズ投稿などをしてもらいます。以上が、インフルエンサーマーケティングの一連の流れになります。

「宿泊体験」を実施した場合、1フォロワー当たり2円(平均)で5万人のフォロワーがいるインフルエンサーを3人起用すると、合計で30万円が依頼費用の目安になります。さらに、交通費・宿泊費の他、アクティビティなどのオプションをつけると、おおよそ30〜40万円程になります。※起用するインフルエンサーや企画内容によって、金額は変動します。

ここまでインフルエンサーマーケティングの一連の流れと費用についてご紹介しましたが、インフルエンサー施策を行ったとしても成果が最大化されないケースが多々あります。
それは、適切なアカウント運用をされていない場合です。そのような事態にならないためにはこちらのeBookが参考になりますのでご参照ください。

低コストかつスピーディーに宿泊予約を獲得できる

インフルエンサーと言っても、フォロワーの多さや影響力の高さに期待して芸能人や普段旅行をしていないインフルエンサーを起用してしまうと、マスマーケティングと同じで莫大なコストが発生してしまいます。

旅行系のインスタグラマーであれば、旅行に興味関心のあるユーザーにアプローチでき、魅せ方も熟知しているため、企業側が撮影などの用意をする必要がなく、スピーディーかつ低コストで進めることができる点も強みです。

購買行動に繋がりやすい”質の高さ”が魅力

先述の通り、インフルエンサーマーケティングは従来の広告手法とは異なり、費用対効果が高いと言えます。

従来の広告手法では、広告だという意識が強いことから意図的に避けたり、不特定多数にリーチする確率の低いマスマーケティングか、特定の年齢や性別・興味関心にだけ配信するWeb広告しかありませんでした。すると費用対効果が低かったり、興味関心はあっても検討熟度はそこまで高くないユーザーへアプローチしている可能性もあったため、期待していたよりも効果が出なかったというケースも多くあります。

しかし、旅行系インスタグラマーは、自分自身の写真や動画で発信しており、Instagramに投稿する内容も、実際に経験したリアルな体験談を投稿しています。これまで様々なホテルに宿泊しているため、注意すべき点やおすすめポイントを熟知しており、フォロワーからも”情報の質の高さ”や”信憑性”が買われています。

そのため、他ジャンルのインスタグラマーがPRを行うよりも、旅行系インスタグラマーがPRを行った方が購買行動に繋げやすいのです。消費者はPRを行っている人物に対して信頼感を持てなければ、サービスに魅力を感じないので、インフルエンサーマーケティングでは、フォロワーとインスタグラマーの信頼関係を構築した上で、消費者目線の情報発信ができるかどうかが重要になってきます。

インフルエンサー起用にはこんな落とし穴が…

これまでインフルエンサー活用のメリットや影響力の大きさについてお伝えしましたが、
実は気をつけなければいけない”落とし穴”もあります。下記条件に当てはまってしまうと、成果が上がらないケースが非常に多いです。

①フェイクフォロワーが多い

実は、フォロワー数だけに注目してインフルエンサーを選定してしまうのは、大きな間違いです。旅行と関係のないジャンルのインフルエンサーや芸能人を選ぶことは、費用対効果が悪い、というのは先述でも触れましたが、お金を払ってフォロワー数を増やしているインフルエンサーもなかにはいます。

フォロワー数だけを見て候補に上げてしまうと、検討熟度の低いかつ非アクティブなユーザーに対して費用をかけることになるので、せっかくの施策も効果が見込めません。

インフルエンサーを選定する際には、投稿やストーリーまできちんとチェックして、アクティブなフォロワーが多いのか、またフォロワーと良い関係を築いているのかまで確認してから依頼しましょう。

②本来訴求したい層のフォロワーがいない

ターゲット外のフォロワーが多くいるインフルエンサーを選定してしまうのも、よくありがちな間違いです。

たとえば、『女子旅』の企画を組んだとします。しかし、起用したインフルエンサーのフォロワーの多くが男性ファンの場合、そのインフルエンサーを用いて施策を行ったとしても、訴求したいターゲット層に届かないため、効果が出ません。

狙いたいターゲット層がフォロワーにいるインフルエンサーを起用することで、訴求したいターゲットに届き、効果が期待できます。

最後に

今回、インフルエンサーマーケティングについて徹底解説しましたが、いかがでしたでしょうか?低コストでスピーディに行える上、効果も期待できる施策であることから、ぜひホテルのみなさまに行っていただきたい施策の一つですが、行えている施設様はあまりいません。

競合施設と同じインフルエンサーさんにお願いする訳にもいかないので、いかに早く取り組めるかも成功の秘訣です。

インフルエンサーマーケティングは通常の広告と比較すると受け入れられやすく、配信期間が決まっていないため、一時的な宣伝効果でなく、長期的な宣伝効果も期待できます。今回ご紹介した点に注意して最適なインフルエンサーを選び、ぜひ集客にお役立てください。
実際にリソース、ノウハウ含め、自分では運用できないと思われた方は弊社でホテルに特化したノウハウをもとに運用を代行させていただいておりますので、こちらからお問い合わせくださいませ。

0

Favorite