ホテル廃業のペースが増加!?コロナ禍でも効果的な集客施策について解説

2021年9月中頃まで東京では緊急事態宣言が延長になり、新型コロナウイルスの影響が長引く中で、宿泊施設の休廃業が過去最多ペースで増加しています。

現在もインバウンド需要の回復は期待できず、国内旅行者を中心とした集客活動が重要視されているなか、より細かい施策や想像(アイデア)が欠かせません。

そこで今回は、コロナ禍でも注目を集めたホテルが取り組んだことについて紹介していきます。小さなことで新しいことに挑戦してみたい! と考えている施設さまはぜひお役立てください!

ホテルの廃業が増えている理由とは?

まず、コロナ渦中において廃業や休業になってしまった宿泊施設の数はどれくらいかご存知でしょうか?

国内最大級の企業情報データベースを保有する株式会社帝国データバンクの調査によると、2021年1月〜6月までの宿泊業界における休廃業は、前年の同時期に比べて55.2%増加しています。

また、宿泊関連のデータを保持する日本政府観光局(JNTO)でも、今回の新型コロナウイルスの影響によって、インバウンドをメインターゲットにしていた宿泊施設が廃業になりやすい傾向であることがわかりました。

今になって振り返ってみると、インバウンドまたは国内旅行者ばかりに頼りすぎも良くないことが考えられます。さらに、日本人旅行者の消費額の方が圧倒的に多いことから、どちらかというと日本人の集客は欠かせないことが言えます。

しかし、不況といわれるご時世でも、全てのホテル・旅館が集客難になっているわけではありません。続いてはコロナ禍でも注目されるホテル・旅館の販売戦略について取り上げます。

人気の宿泊プランから学ぶ!集客につながる差別化戦略

新型コロナウイルスの影響が長引いたことによって宿泊需要が低迷し、予約数が伸び悩む宿泊施設さまも多いかと思いますが、他の施設と同じような宿泊プランを販売してしまってはいませんか?

競合施設と似たような宿泊プランでは、違いや良さが伝わりづらいため、予約数も増えにくくなってしまいます。

では、どのようにして他の施設と差別化された宿泊プランを作成することができるのでしょうか?

今回micado編集部で、コロナ禍でも人気のホテルが販売する宿泊プランについて調べたところ、話題になっているプランに2つの共通点を見つけました。

1. 今までになかった新しい宿泊プラン

人気のホテルは差別化できるように、過去に販売したことがない新しい宿泊プランを販売して人気を集めているとわかりました。特に、競合がやっていないようなオリジナリティ溢れる宿泊プランを売り出すことで、宿泊したい人が少なくなっている昨今のような状況でも、注目を集めています。

また、斬新な宿泊プランを作成すると、従来の宿泊層とは異なる新しい層を開拓することができ、予約数の増加につながります。新しい宿泊プランには競合がいないため、宿泊予約の獲得を伸ばすことができるのもメリットです。

関連記事:競争を避ける戦略が”カギとなる!施設周辺のホテル・旅館に差をつけるために取り組むべきこと

2. 社会情勢を反映させた宿泊プラン

コロナ禍でも人気な宿泊プランを調査していると、昨今のコロナ情勢を反映させていることがわかりました。たとえば、ワーケーションプランはテレワークが普及した社会情勢を踏まえて売り出されましたが、結果的に在宅勤務に疲れたビジネスマンから人気を集めています。

つまり、社会情勢を把握し、いち早く宿泊プラン作りに反映させることができれば、お客さまのニーズを満たす宿泊プランを真っ先に提供することができ、競合施設との差別化を図れます。

コロナ禍に人気になった宿泊プランの事例

続いて、実際にコロナ禍に話題になり多くの宿泊客が予約した宿泊プランを4つご紹介します。現在販売しているプラン内容を見直す際には、ぜひ参考にしてみてください。

長期滞在プラン

長期滞在プランは滞在期間が5〜30泊以上のプランのことで、コロナの影響で宿泊需要が激減したホテルが1ヶ月間の滞在プランを販売し始めた直後から瞬く間に話題になりました。自粛生活が長引く中で、在宅ワークに疲れたビジネスマンの間で気分転換のために利用したいというニーズが高まっています。

関連記事:売れる長期滞在プランとは?ホテル市場に浸透するのかを予測してみた!

ワーケーションプラン

ワーケーションプランは、リゾートや観光地で休暇を楽しみながら仕事をする旅行者のためのプランで、テレワークが普及したことで需要が高まりました。「いつもと違う環境で働くとリフレッシュできる」といった声や、「感染リスクが少ない自然環境の中で仕事をしたい」という要望に応えて広まっています。

関連記事:ワーケーションプランの需要は伸びる?ホテル・旅館が販売すべき理由を解説!

アクティビティプラン

アクティビティプランは、密を避けながら自然を楽しめる宿泊体験としてニーズが高まっています。特に若者やインバウンド客ほど、そこでしか体験できないことにお金を使う「コト消費」の傾向が顕著なため、今後もこのプランの需要は拡大していくと考えられます。

ロングタイムステイプラン

通常、ホテルで1泊する際の滞在時間はチェックインからチェックアウトまで約20時間ですが、24時間滞在を可能にしたプランが人気になっています。「もっとのんびり滞在したい」というお客さまの要望に応えたことで、コロナ禍でも需要が伸びたと考えられます。また、チェックインを24時間いつでも可能にしたことで三密回避を実現するホテルが多いのも特徴です。

独自のプランを作成して予約を増やそう!

今回、人気ホテルの宿泊プランを分析したところ、宿泊情勢が不安定なコロナ禍でも売れているプランの共通点は「他の施設と差別化できる宿泊プラン」であるということがわかりました。

コロナ禍で宿泊需要が下がっているなかでも、他の施設にはない宿泊プランを販売すれば、お客さまに「この宿泊プランがあるホテルなら行きたい!」と思わせることができ、新しい需要を作り出すことができます。

気軽に旅行ができない状況だからこそ、通常販売している素泊まりプランや1泊2食付きプランだけでなく、今まで販売したことがない宿泊プランを作ってみてはいかがでしょうか?

また、宿泊予約数を増やすためには新たな宿泊プランを作る以外にも、自社の公式サイトの改善やOTAの活用が効果的です。

公式サイトの直接予約については、来年から楽天トラベルの手数料アップ!?OTAから学ぶ自社予約の重要性でも紹介しているので、よろしければこちらもご覧ください!

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売上改善に成功した宿泊施設の取り組み事例6選

投稿者プロフィール

小柴 里沙
小柴 里沙
ホテル・旅館のWeb集客力を底上げするために販売促進やプロモーションについて研究し、mint(micado hint)のメディア運営を担う。国内マーケットの動向や先々のトレンドを分析しながら、宿泊業界に貢献をする。